成瀬は天下を取りに行く！聖地膳所とモデルになったマンションを紹介！

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成瀬は天下を取りに行く！聖地膳所とモデルになったマンションを紹介！

こんにちは、モルモット滋賀です。皆さん、本屋大賞を受賞した小説「成瀬は天下を取りに行く」はお読みになられましたでしょうか。この作品が今、大きな話題を呼んでいます。その理由の一つが、舞台が滋賀県大津市であることです！もう会社含め滋賀ローカルの方は全員読んだのではないかというぐらいフィーバーしています！

あらすじ（公式サイトより引用）: 中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない！　話題沸騰、圧巻のデビュー作。

成瀬公式サイト

主人公の成瀬あかりは、チャレンジ精神旺盛で思いついたことを持ち前の行動力で次々と実行し、時には周りから変わり者と思われ、時には熱心なフォロワーも作るようなキャラクターです。読後の感想としては、「もっと自分も自由に思い切り人生を楽しんでいいんだ！」という前向きな気持ちになれました。

この大ヒット作は既に漫画版も出ており、さらに多くの読者を魅了しています。

漫画版成瀬は天下を取りに行く

作品の舞台となっているのは、滋賀県大津市の非常に狭いエリアです。地元民なら誰もが知っているような地名がたくさん登場します。もちろん、細かい地名を知らなくても十分楽しめますが、滋賀という地方都市で固有名詞がたくさん出てくるとなんだかうれしくなりますね。例えば、東京が舞台なら「渋谷駅のハチ公前改札を抜けてスクランブル交差点を渡り…」というよくある描写が、滋賀では「膳所駅からときめき坂を下り馬場公園を抜けて…」となるわけです。これは、まるで「滋賀がテレビに映ってる！」（実際は本ですが）というミーハーな気持ちにさせてくれます。作者の方が大津市在住ということで、地元を題材にしていただいているのですが、もし東京が舞台だったら、成瀬のキャラクターがかすんでしまっていたかもしれません。地方都市ならではの空気感が、成瀬の個性をより際立たせているのです。そんな「成瀬は天下を取りに行く」の主人公成瀬と幼馴染みゆきが住む膳所駅周辺を、今回詳しくご紹介します！

1 膳所駅
2 ときめき坂
3 Oh！Me大津テラス
4 レイクフロント大津におの浜メモリアルプレミアレジデンス
5 成瀬の実家
6 おわりに

膳所駅

「ぜぜえき」と読みます。初見殺しの読めない駅名ですね。大津駅の一つ東にある駅で、京阪膳所駅と接続しています。琵琶湖湖畔に近く、かつては商業地として栄え、現在はマンション乱立の人気住宅地となっています。実は、琵琶湖沿いに歩けるゾーンがある駅って意外と少なく、JR沿線では膳所駅だけかもしれません。そんな膳所駅に、ドカンとでかい成瀬のポスターが設置されています。

左上の「世界から膳所へ」というフレーズは、劇中で成瀬と同じマンションに住む幼なじみのみゆきが組んだ漫才コンビ「ゼゼカラ」をモチーフにしたものです。「膳所から世界へ」をスローガンにしているのですが、膳所駅の看板では「世界から成瀬効果で膳所に集まってくる」という意図なのでしょうか。インバウンド効果でプリンスホテルに宿泊する外国の方も最近はみられ、本当に世界から膳所に少し人が集まっています！

隣のパン屋では大津光くんが印字された幻のクリームパンが販売されています。幻といいつつ買えなかったことは今までありません。

ときめき坂

駅を出てときめき坂を下ると、途中にでっかい成瀬のポスターがあります。

成瀬はこのあたりを日常パトロールしており、困った人を日々助けています。たまたますれ違わないだけで、今日もどこかで誰かを助けているのかもしれませんね。

途中には二人が通っていた「ときめき小」のモデルとなった平野小学校があります。膳所は人気の学校区で、近くに滋賀大付属中や膳所高校といった優秀公立校が多いため、教育熱心なファミリーに人気の文教地区でもあります。みゆきが進学した大津高校もこのときめき小のほぼ隣にあります。成瀬は天才なので県内最大の進学校　膳所高校に進学しています。

このときめき坂、商業施設や人通りが多く、途中に学校まであるのに道が狭くて車の交通量も多いのに、歩道があまり整備されておらず危険な道路です。成瀬がパトロールしているのもうなずけますね。

ときめき小こと平野小学校

個性的な店が並ぶときめき商店街　歩道がせまい

ときめき坂の麓には成瀬激推しのファミリーマートが最近オープンしました。

その隣には成瀬聖地となっている美容室「プラージュ」があります。

なんてことはない大手全国チェーンのお手軽美容室ですが、成瀬が「スキンヘッドにしてそのまま髪を伸ばしたらちゃんと教科書通りの速さで生えてくるのか」を自分の体で実験し、いよいよ髪型がやばくなった際に友人に「もうそこで切れ」と言われ切ったプラージュです。実験結果については是非本編をご覧ください。

Oh！Me大津テラス

ときめき坂を降りて左手には商業施設Oh！Me大津があります。イオンモール草津とは比較にはならないほど商業施設としてのパワーは弱く、作中でも「商業施設とはカウントしない」とまで書かれていますが、スーパー、TSUTAYA、100円ショップに映画館まである結構便利な施設です。その1Fにあるスーパー「フレンドマート」で成瀬がバイトしています（最初は中学生ですが続刊では大学生になっています）。なんとここでは制服を借りて成瀬のパネルと記念撮影まで可能という大サービスぶり。

ファンの方は是非撮影してみてください。撮影時はおぢ1人だったので恥ずかしくて無理でした。

本編ではこのフレンドマートのお客様からの声を経由してクレームを入れることが生きがいになっているクレーマーの呉間（くれまさん）と、それに向き合う成瀬のエピソードがあります。それを反映してお客様の声コーナーが超拡大しているのですが、本編のやりとりも考えると本当のクレームが逆に書きにくい状況となっており、ある意味スーパー側の作戦成功かもしれません（笑）。（手前のが読者様の声で奥がお客様の声です）

レイクフロント大津におの浜メモリアルプレミアレジデンス

そんな呉間さんが住んでいるのは、本編で成瀬たちが映り込みを日々繰り返した西武大津の跡地に建つマンション、レイクフロント大津におの浜メモリアルプレミアレジデンスです。これが現実では「シエリアシティ大津におの浜」というマンションです。

でかすぎてうまく撮影ができない

エントランスが素敵

西側からの写真

エリア最大規模の708戸、充実の共用施設を兼ね備えた大規模マンションで、現在入居が始まっています。そのランドマーク性は非常に高く、西武跡地という歴史もあいまって膳所エリアのシンボルとなっています。作中ではレイクフロント大津におの浜メモリアルプレミアレジデンスという名前ですが、琵琶湖は近いものの、レイクフロントというわけでもなく部屋から琵琶湖は見えません。東向きなら遠くの方に瀬田川が見えるかなぐらいで、琵琶湖は北方向になるので膳所で琵琶湖ビューは結構難しいのです。

実際は南向きの部屋であれば、成瀬たちがゼゼカラの漫才を練習していた馬場公園が見えます。

今は工事していますが、町の中心にあり子供たちも遊ぶ小さいながらもいい公園です。南向きは道路4車線とこの公園で眺望は確かです。ただちょっと道路がうるさいというか、人通りが多いので低階層は少し気になるかもしれません。東向きはスーパーの駐車場で将来的に何か立つかもしれませんが、道路と小川で距離はとれていますし、高階層だと遠くに琵琶湖も見えます。スーパーも近くなりますが駅からは少し遠くなります。西向きは駅から近いですが、目の前に別のマンションがあり超絶お見合いで眺望はゼロに近く暗いです。まだ販売開始すらしていませんが、東向きよりかは安くならないと筋が通らないでしょう。

シエリアシティ大津におの浜は、値段も意外と手頃で、坪200万円ぐらいなのでプレミアムという大層なものでもなく、イメージの割に手が届きやすいマンションです。その割にコンシェルジュやライブラリー、ランドリー、シアタールーム、ゲストルーム、スタディルームや複数のラウンジといったタワーマンションのような共用施設がたくさんあり、施設学童まであるというプレミアム感は確かにあるので、膳所で新築を選ぶならまず押さえておきたい物件です。

公式サイトより　共用部が独立しているのはかっこいい〜

公式サイト

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成瀬の実家

マンションは明記されていませんが、作中の表現や漫画の背景を見るに、以下のマンションのいずれかではないかと予想しています。

サンクタスにおの浜

コスモ大津におの浜

ウォーターレジデンス大津アクアエール

この辺のどれかと予想！

明確なモデルとして「コスモ大津におの浜を実家にしよう！」と作者の方が思われたとは限りませんが、だいたいこのあたりのマンション群をイメージされているのは間違いないでしょう。コスモ大津におの浜については過去記事で少し登場しました。

初めてのマンション購入に付き添いました　前編【モルモット】

特にアクアエールは、マンション名の通り、エントランスに水場がある現代では考えられない豪華な造りになっていておすすめです。

駐車場もでっかい自走式で、住み心地の良さが伺えます。

おわりに

膳所は新快速が止まらず、メインエリアが駅から少し遠いのがネックですが、琵琶湖が近く商業施設も多く、文教的でマンション供給も多くて住みやすい街です。成瀬のルーツを辿りがてら、是非一度遊びに来てください！

琵琶湖沿いの景色

きっと、小説や漫画の世界がより身近に感じられるはずです。そして、成瀬のように自由に、楽しく生きるヒントが見つかるかもしれません。この記事を読んで、皆さんも「成瀬は天下を取りに行く」の世界に浸ってみませんか？膳所の街を歩きながら、成瀬の冒険を追体験するのも楽しいかもしれません。それでは、みなさんの膳所散策が素敵なものになりますように！

訪れる際はぜひ京阪電車（石山線）もご利用ください！

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