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1 京阪HDの「悲願」とは・・・京阪本線沿線の再開発について
2 大阪・京阪「枚方市」駅前『ステーションヒル枚方』へ
- 2.1 京阪「枚方市」駅徒歩圏 “枚方市「都市再生緊急整備地域」隣接マンションプロジェクト”
3 大阪・関西万博、統合型リゾート(IR)で注目の駅
4 残る再開発エリアは京都市の「三条」、大阪市の「京橋」、そして「天満橋」だ

京阪HDの「悲願」とは・・・京阪本線沿線の再開発について

カジノを中核とする統合型リゾート（ＩＲ）の開業が予定されている大阪市の人工島・夢洲ゆめしまへの路線延伸に向け動いていた京阪ホールディングス。

京阪ホールディングスが構想するのは京阪中之島線を大阪メトロ中央線の九条駅（大阪市西区）まで延伸するシナリオ。中央線を2025年の大阪・関西万博の会場でもある夢洲まで延伸し、九条駅でメトロと接続すれば、万博後に開業するＩＲの来場者を京都までスムーズに運ぶ狙いがあります。

そう、京阪ホールディングスの悲願は夢洲（ゆめしま）と京都を結ぶ「大阪東西軸」の実現!!

その延伸構想について、ＩＲが白紙撤回となる可能性が生まれ「2030年秋までの開業を断念する」というニュースが4月に流れました。延伸構想は今後どうなるのか・・・と見守っていたところ

日本経済新聞2024.7.27　(記事／田村修吾)

京阪本線沿線の再開発
「次は三条・京橋・天満橋」
中之島線延伸構想「凍結せず」

京阪ホールディングス(HD)は、中之島線延伸の可否について当初想定していた2023年度中の判断を見送った。旅客輸送が増えると見込むカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業に不透明さが残ることなどが理由だが、加藤好文会長は「延伸構想自体は凍結していない」と話した。中之島線中之島駅から大阪メトロ中央線九条駅までを結ぶ計画について、24年度以降も会長直轄の検討会で議論を続ける。中央線コスモスクエア駅と25年国際博覧会（大阪・関西万博)会場の最寄り駅として開設する夢洲（ゆめしま)駅を接続する予定で、30年秋の夢洲でのIR開業に向けて延伸をめざしていた。

280億円を投じて6月に開業したステーションヒル枚方（大阪府枚方市)は京阪電気鉄道の本社が移る。賃貸オフィスには地場の金融機関や製造業が入居し、ほぼ満室になったという。「残る再開発エリアは京都市の三条、大阪市の京橋、そして天満橋だ」という。

三条は景観や高さの規制にかかるが、京都市は都市再生緊急整備地域に指定するよう国に申請している。「指定されれば観光・文化の拠点となる集客施設をつくりたい。総事業費は数百億円のプロジェクトになるが、1〜2年以内で方向性を決めたい」と明かした。

開園から110年を超えるひらかたパークについては「『遊園都市』というコンセプトで、遊ぶだけでなく人も住めて商業施設もある都市空間にしたいと構想したことがある」と明らかにした。「この構想自体は可能性があり、地区計画の制限があるのですぐにはできないが、30年代以降に検討したい」という。

大阪・京阪「枚方市」駅前『ステーションヒル枚方』へ

京都市民にとって「大阪の枚方(ひらかた)」と言えば『ひらかたパーク』。そして関西市民ならおなじみの毎度狂気すら感じさせる岡田園長の今年のポスターがこれ。

今年はどんな風に笑わせてくれるのか、「ひらパー」のポスターが毎年待ち遠しくなる、京阪夏の風物詩の一つとなっています。

そしてJR「枚方市」駅、南側へ。

そして、駅から北東に一際高くそびえ建つ2棟のビルが「ステーションヒル枚方／京阪ホールディングス」

駅ビルに入ると、良品計画(無印良品)がデザインした駅空間だけあって、床が木目調!!

駅前、南側に建つ真新しいショッピングモール「枚方T-SITE」2016年建築、右手には古びた「ひらかたサンプラザ1号館」は1975年建築で築50年。

「枚方T-SITE」には蔦屋書店とスタバ。

街のブランディングのために欠かせない存在になっているスタバ。

その「枚方T-SITE」向こう側に見えるのが

2棟の背の高い建物が「ステーションヒル枚方／京阪ホールディングス」

高架下の5階建の商業施設「枚方モール」は9/6オープン予定です。

「THE TOWER HIRAKATA」のポスターが貼られています。

バリケード沿いを北側へ歩いていくと

京都では見かけないデザインの「開店祝い花」の上に現れる背の高いビル

道路側から「餃子の王将」の上に

５月末に竣工した「ステーションヒル枚方」、右の建物の5F〜29Fが賃貸住宅「THE TOWER HIRAKATA」総戸数202戸(賃貸戸数198戸)

「ステーションヒル枚方」7F〜17F はオフィス、19F〜26Fには『カンデオホテルズ』が入ります。オフィスには京阪電気鉄道の本社が移り、賃貸オフィスには地場の金融機関や製造業が入居し、ほぼ満室になったと、新聞記事にありますね。

京阪ホールディングス・ニュースリリース

THE TOWER HIRAKATA公式HP

現地はこちら

京阪電鉄不動産ニュースリリースより

何故に「分譲」ではなく「賃貸」なのでしょう。賃貸の方が勝算があるということなんでしょうね。

<「THE TOWER HIRAKATA」の特長>

(1)京阪本線「枚方市」駅に直結。総戸数202戸、地上29階建ての賃貸タワーレジデンス
(2)関西で初めて総合スマートホームサービス「HOMETACT」を導入し、スマートな暮らしを提供
(3)メインエントランスなど共用部に顔認証プラットフォーム「FreeiD」を関西の賃貸タワーマンションで初めて導入し、利便性を向上

京阪電鉄不動産ニュースリリース

賃料・間取りはこちら→THE TOWER HIRAKATA 賃料表

7月より入居開始となっています。

かたわらには天野川が流れています。京都・鴨川のように泳げそうな雰囲気ではないですね。

京阪「枚方市」駅の北側に向かいます。

商業店舗施設「Hirakata Woven」ヒラカタウーヴン。どんな店舗が入るのか、まだ詳細はわかりません。

進化するまち枚方

京阪「枚方市」駅が大きく変貌しています。

暗い猥雑な裏通り、ディープな飲み屋街らしき一帯は見つける事ができませんでした。

京阪「枚方市」駅徒歩圏 “枚方市「都市再生緊急整備地域」隣接マンションプロジェクト”

再開発で期待感溢れる京阪「枚方市」駅。駅前に販売中の新築分譲マンションが一つぐらいあっても良さそうなのですが、これがないんですよねぇ〜。

駅から東南へ徒歩8分

少し街から離れたエリアにバリケード

『枚方市「都市再生緊急整備地域」隣接マンションプロジェクト／ワールドレジデンシャル関西』

まさに「都市再生緊急整備地域」に隣接!!

都市再生緊急整備地域は、都市再生特別措置法（平成14年法律第22号）に基づき、都市開発事業等を通じて緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域として、国が政令により指定します。

都市再生緊急整備地域に指定されると、都市計画や金融・税制等の支援措置等の民間活力導入に関する特例の活用が可能となります。

自由度の高い計画が可能となる都市再生特別地区などの都市計画を定めるよう、民間事業者等が都市計画提案できるようになります。

枚方市公式HPより

枚方市公式HP資料に修正を加えています

より詳しく『枚方市「都市再生緊急整備地域」隣接マンションプロジェクト／ワールドレジデンシャル関西』

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大阪・関西万博、統合型リゾート(IR)で注目の駅

京阪中之島線「中之島」駅

「中之島」にやって来ました。

中之島5丁目、住友病院の横に

大きな更地が生まれています。

リーガロイヤルホテルの前身「新大阪ホテル」が誕生したのは1935年。歴史ある「リーガロイヤルホテル大阪」の裏手(南側)です。

「旧住友病院新館跡地更地化工事(地下解体・土壌汚染対策)」とあります

注文者の氏名の欄には「住友商事」「住友不動産」の名前が見えます。

その敷地の北側にも道路を挟んで別のバリケードが。

こちらの注文者の氏名の欄には「中之島五丁目地区土地区画整理事業共同施行者」とあります。

リーガロイヤルホテル大阪の東側に広がる敷地です

敷地の東側にはテナントが退去した「NTTコミュニケーションズ中之島ビル」(1964年竣工)があります。

何が始まるのでしょう？

地図で見るとこの位置関係、なにわ筋には2031年開業「なにわ筋線(仮称)中之島駅」の計画があります。

なにわ筋では工事が続いています。

そして、「中之島バンクス」のアーチから見える建設中のマンションは

『シエリアタワー中之島／関電不動産開発』

46階建て、364戸、定期借地権付きマンションです。

マンションポエムは　大阪には、中之島がある。

目の前は堂島川、この眺望。

より詳しく『シエリアタワー中之島／関電不動産開発』を知りたい方はこちらから

物件概要

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大阪メトロ中央線「九条」駅

2025年大阪・関西万博会場へ直接乗り入れる唯一の鉄道アクセスルート「大阪メトロ中央線」、ここは『九条』駅。

住所は大阪市西区九条。交通量が多そうな道路上に駅があり、やや殺伐とした印象です。

高架下には黒人ラッパーのミュージックビデオにでもでてきそうなストリートバスケのコートがあります。

ここはストリートに近い街、道路の向こうには昭和の香りが残ってそうな商店街が見えます。

駅北には『ザ・ウエストマークシティレジデンス／日商エステム』が販売中です。

大阪メトロ中央線「九条」駅まで徒歩１分!!

大阪市西区の地価上昇率は市内 No.1、これまでは利便性が良い割に価値が低く見られていたエリアだったのでしょう。『京阪中之島線「中之島」駅から大阪メトロ中央線「九条」駅までを結ぶ計画』の実現、大阪・関西万博開催、IR開業で風向きがさらに大きく変わるかもしれません。

より詳しく『ザ・ウエストマークシティレジデンス／日商エステム』を知りたい方はこちらから

公式サイト

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大阪メトロ中央線「コスモスクエア」駅

海の向こうに「夢洲(ゆめしま)」が見えます。

「南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）」が発表されていましたが、のんびりと釣りをする人の姿が多数見えました。

コスモスクエア駅からエスカレーターを降りると

指先の上に見えるマンションが「即入居可」の

『大阪ベイレジデンス／近鉄不動産・東急不動産・サンケイビル・長谷工コーポレーション・アーク不動産』

目に優しすぎる3000万円台、いまだこの街は未知なる価値。

大阪出入国在留管理局の向こうに

『大阪ベイレジデンス／近鉄不動産・東急不動産・サンケイビル・長谷工コーポレーション・アーク不動産』

#くるぞ、万博

万博にはたくさんの “すごい! ” が集まっている!

『大阪ベイレジデンス／近鉄不動産・東急不動産・サンケイビル・長谷工コーポレーション・アーク不動産』の向こうに建設が進む

「夢の島」が見えました。

より詳しく『大阪ベイレジデンス／近鉄不動産・東急不動産・サンケイビル・長谷工コーポレーション・アーク不動産』を知りたい方はこちらから

物件概要

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残る再開発エリアは京都市の「三条」、大阪市の「京橋」、そして「天満橋」だ

天満橋

天満橋からの「京阪シティモール」。橋の下を流れるのは大川。

川沿いは気持ちの良いテラス席が広がっています。

京阪「天満橋」駅

駅前

天満橋のマンションと言えば『シエリアタワー大阪天満橋／関電不動産開発』と思っていたのですが、すでに完売御礼ですよね。となると他に京阪「天満橋」駅が最寄りの現在販売中のマンションは？？？

公式HP

東へ歩きます。

寝屋川と緑が生い茂る大阪城公園が見えました。

京阪「天満橋」駅から徒歩10分。

その大阪城公園・寝屋川前には『プラウド大阪城／野村不動産』

マンションポエムは　天守閣、正面。

大阪城の天守閣が見えました! 狂喜乱舞!!

『プラウド大阪城／野村不動産』前の眺望。

より詳しく『プラウド大阪城／野村不動産』を知りたい方はこちらから

京橋

私の思い描いていた雑多な「京橋」でない方のスタイリッシュな「FULALI KYOBASHI（フラリキョウバシ）」に迷い込んでしまいました。

時間が早かったのか、ガラガラのFULALI KYOBASHIを眺めながらクラフトビールを飲み、若い女性店主に「京橋で初めて飲むならまずはココへ行け」という代表的な立ち呑み屋を数軒教えてもらいました。

JR「京橋」駅と京阪「京橋」駅の間の広場の片隅に自由人が2名寝転がっていました。このディープな光景、久しぶりな感じです!!

京橋の太陽は西へ傾き、

イチオシの「とよ」はもうすでに閉まっていました。

もう一つおすすめの「TONRYO」でぶち上げます。

くぅー、アルコール気持ちいい！

京都よりも京橋のほうがしっくりきてそうな京都発「立ち呑み庶民」

京都にはないアジア的な街のパワーを感じますね。

そんな京阪「京橋」駅から徒歩3分、寝屋川沿いにクレーンの現場は

『(仮称)京橋駅3分マンションプロジェクト／関電不動産開発』

駅歩3分にしては、どこかのんびりとした牧歌的な印象で、昭和の香りがいまだ残されたこの街がどう再開発されていくのでしょう。

より詳しく『(仮称)京橋駅3分マンションプロジェクト／関電不動産開発』を知りたい方はこちらから

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物件概要

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三条

大阪・夢洲（ゆめしま)でカジノを楽しんでUSJ行ってミナミで馬鹿騒ぎした訪日旅行者は、そりゃ「京都」に訪れるのは鉄板でしょう。となると伏見稲荷大社・清水寺・祇園などの京都観光地を通る「京阪電車」を使うのも鉄板でしょう。

では「中之島」駅から「三条」駅へ

京都の主要な駅前にも関わらず大規模な開発もなく、観光地への動線感もなく、どこか地味な印象な京阪「三条」駅前。

駅ビルにマニアックな感じがするブックオフが入っているのが三条らしい趣でしたが、

今年5月、民間の開発業者に土地利用の規制緩和や税制優遇を認める「都市再生緊急整備地域」に指定方針となった京阪「三条」駅周辺。

誰も待ち合わせのために使わなくなった(通称)土下座像。

「高山彦九郎皇居望拝之像」裏に広がる広大なパーキングがいよいよ動き出します。

町家風の複合商業施設「KYOUEN」が13年間の営業の幕を閉じたのが2016年。ちょうど京都はインバウンドが燃え始め、さぁ次の展開は！と心待ちにしていましたがいまだパーキングのままとなっています。

パーキングの南側に建つ有済(ゆうさい)小学校跡地の活用も今後気になる所です。

校舎の上に国の登録有形文化財「太鼓望楼（ぼうろう）」が見えます。

三条通沿い、日本全国の修学旅行生御用達だった「いろは旅館」は外資系高級ホテルに生まれ変わり

伝説の名店「伏見」は建物だけが残されていて、周囲は空き地のままです。

バリケードで囲まれた敷地。

裏から見ると

三条通沿い向かいの旅館は閉鎖され

その東隣の閉鎖していた2つのホテル、左側のホテルは動き始めました。

花見小路通沿いの三条浴場と市営住宅。東側の古い市営住宅は解体されるようです。

三条浴場はどうなるのでしょう？

東京ラーメン食べたかった。。。。

京阪「三条」駅周辺がどう変貌していくのか、乞うご期待あれ!

そんな期待感が溢れ出した京阪「三条」駅周辺で注目の「通り」は

新門前通

観光客の姿が少ないこの通りですが、骨董店、古美術商が京都で最も集まっている通りです。そんな通りに1866年創業の英国のブーツメーカー「JOHN LOBB（ジョンロブ）」に、世界から注目が集まる岡山県・児島生まれのジャパンデニムブランド「MOMOTARO JEANS KYOTO」が今年次々と開業しました。まだまだあっと驚くブランドが現れそうな匂いがプンプンしています(勝手な想像ですが)。