リノベーションとイノベーション
平日19:00すぎ街の喧騒から離れた界隈の高倉通。大正生まれの町家が飲食店が複数入る会館に生まれ変わりました

まだ真新しいネオン看板、今日は小雪に会いに来ました

新築では絶対出すことができない渋みと深み、古ければ古いほど高まる「経年美」

中庭を抜け

どんつきにある隠れ家のような蔵に入る

カウンターに立つ小雪がいました。19時オープンしたての店内のBGMはもちろん「ウイスキーが、お好きでしょ」、ショットでなくボトルキープ制でした

小雪に作ってもらったハイボールを飲む。賑わってくると立ち飲み客も出てくるそうで、さすが会館飲みの気軽さ。非常に良い時間を過ごしました

ウナギの寝床のような奥に深い京都の町家。
ふと、義父が独り働く織機の音が鳴り響く西陣の長屋が浮かびました

中学を出て、裸一貫叩き上げ
良い時も悪い時も乗り越え、今は独り西陣で帯を織り続けています

両サイドの家は織機の音のせいか借り手がなく空いたまま、向かいには外国の方が住まれています。高齢化で廃業が続き、静かになっていく西陣エリア

何百万円もする着物がバンバン売れたバブルはもう遠い昔

ファイヤーとは真逆の、死ぬまで倒れるまで働く生き方

衰退していく業界、老いていく人々、イノベーションはどうすれば起こせるのか?

外に出れば、西陣の空

冬に近づく空は低く、ここから見る空は狭い

ここがまぎれもない私の「京都」です

JR京都駅
木々の葉が色づき、京都が深まり始めました ※撮影日は2024.11.13
いよいよ「京都の季節」の開幕が近づいています

昨年整備された「東本願寺前市民緑地」(愛称“お東さん広場”)、それまでは単に車が通り抜ける道路でした

平日ですがフリーマーケットが行われていました

南には京都タワー

京都を代表する「餃子の王将」と「京都タワー」両雄が並び立つ。王将の看板の下には着物レンタル店から着物を着て出てきた女子グループ達が

「ニデック京都タワー」となった京都タワー

街は東に伸び

老朽化して薄暗い雰囲気を醸し出していた市営住宅群に京都市立芸術大学が生まれました

京都市立芸術大学の校舎の南側


校舎の南のバリケードに囲まれた更地


南隣には京都駅から伸びる線路、京都の玄関口となる立地

[開発構想の概要]
・主な用途/共同住宅、寄宿舎、大学、飲食店、銀行の支店、事務所、学習塾その他これらに類する施設
・8階建
・建築物の高さ/31m
・開発事業者/大阪ガス都市開発

4002㎡の更地に「龍谷大学」と「大阪ガス都市開発」と「京都信用金庫」との3者で計画されているのが「共創HUB京都」
「集い」・「暮らし」・「挑戦し」・「創る」が有機的に循環する共創型のエコシステムとして、社会課題解決に繋がる産業創出やコミュニティ形成、人材輩出を促進するイノベーションハブ拠点
※京都市HPより
敷地の上を高架の「たかばし」を北とから南へ、南から北へ自転車で通る人の姿、歩いて渡る旅行者の姿も多数見られます。昔はこんな風景はなかったですね
ラーメン店でなく観光名所、聖地といってもよい場所がこちら
奇跡的に2店舗ともに休みでした
京都市立芸術大学の北側にも広大な更地。一時期、住宅展示場があったりした場所で、最近パーキングが閉鎖され何か動きがありそうな雰囲気がしています
何が生まれるのでしょう? そして、さらにこの敷地の北
靴のマウンテンのさらに北
更地のバリケードに標識が設置されました
分譲マンションかと思いきや賃貸マンション
・店舗付きマンション
・高さ31m
・10階建
・71戸
1階にスーパーマーケットが入ると聞いています。周辺がスーパー皆無のエリアのためより街が便利になります
敷地の向こうに見えるマンションは
七条通沿いに建つ「ユニハイム京都七条通り」は完売御礼
販売価格は1㎡=100万円ぐらいでした。20年前ならその1/3の価格だったエリアです
その西側には
『ラ・アトレ レジデンス京都/ラ・アトレ』
11階建
住所は「京都府京都市下京区七条通間之町東入材木町」
2024年1月竣工済です
商談コーナー使用住戸 南向き
4598万円→4298万円 300万円ダウン!!
10階40.32㎡
※2024.11.13情報です
より詳しく『ラ・アトレ レジデンス京都/ラ・アトレ』を知りたい方はこちらから
同じ材木町、長らく塩漬けになっていた土地にホテルが2棟建ちました。地面師への注意喚起看板は消え、パーキングの看板となりました

あれだけ蠢いていた地面師達は消え、もう誰も消費者金融「武富士」の土地だった事なんて知る由もありません。訪日旅行者が続々と通り過ぎていきます

街にエリアイノベーションが始まっています
地元住民によって設立された日本で唯一の銀行「柳原銀行」記念資料館門を通って芸大生たちが校舎に向かって歩いていきます

街から皮専門店が消えました

建物が取り壊され更地が広がり、ニデック京都タワーが見えるようになりました

二条から移転し学校名が京都市立銅駝美術工芸高等学から「京都市立美術工芸高等学校」へ変更となりました

鴨川には、これまで見ることのなかった絵を描く若者達の姿が。こんなエリアイノベーションが見たかったのです

芸術があらゆる障壁、分断、序列を破壊していく、そんな街に見えてきました

まさにエリアイノベーションです

旅行者が増え観光公害だとか昔ながらのお店が消えていったりしていますが、それでも明るい未来しか見えません

移転オープンとなった「糸ちゃん」

東九条のランドマークとなった小劇場「THEATRE E9 KYOTO」

より詳しく『ラ・アトレ レジデンス京都/ラ・アトレ』を知りたい方はこちらから
近鉄小倉(おぐら)駅
京都市の南側、宇治市へ。宇治市、近鉄「小倉」(おぐら)駅

駅横には秋が深まろうとしているこの季節に「冷やし中華始めましたののぼりが揺らめいています

駅西側には住宅と飲み屋が混在する稀有な街が広がっています

飲み屋には「任天堂ミュージアムOPEN記念」のワンドリンクサービス!が貼られています

駅東口は任天堂ミュージアム効果のなのかド派手に賑やかになっています。名物レモン餃子が気になります

餃子Barなんてあります。そういえば木屋町の餃子屋さんもインバウンドの行列ができていますからね


駅前には廃墟だった大型商業施設「レインボー小倉」が解体され広大な更地が広がっています

街にはこれまでは見かける事がなかった訪日旅行者の姿が見られるようになりました。

「ニンテンドーミュージアム」今年10/2オープンでした

来館者はみんな子供のようなキラキラとした目で自然と笑みがこぼれているのが印象的です


予約制のためそこまで溢れている感はありませんが、次々と来館者が入っていきます。

任天堂が街を変えようとしています

向かいのCoCo壱前で集まる訪日旅行者

そして、雰囲気がある昔ながらの洋菓子店。訪日旅行者の影響はあるのでしょうか?

最後にマンション開発について・・・
この近鉄沿線・宇治エリアのマンション開発は途絶えています。最後の新築分譲マンションは我らが京都が誇るデベロッパー「睦備建設」の
パデシオン京都小倉グランドヒルズ。竣工は2022年5月

今となれば2000万円台でマンションが買えた稀有な物件でした

京阪三条駅
三条木屋町・高瀬川沿い、長らく空っぽだった安藤忠雄設計1984年建築「TIME’S(タイムズ)」ビルにルイ・ヴィトンが
期間限定との噂も聞いています

隣には毎度行列の指輪屋さん。ペアリングが作れるという事で訪日旅行者が行列をなしています

体験の思い出、モノの思い出、両方を満たす事ができるから流行っているのでしょうか

河原町三条の京都朝日会館跡地は近鉄不動産のマンション計画地となりました

北側には教会とヒルトン京都

かつてない金額になってもおかしくない稀有な河原町通面す(御池〜四条)という立地

バリケード内は更地になりました

(仮称)中京区恵比須町プロジェクト
・京都市中京区河原町通三条上る恵比須町427番地
・敷地面積655.35㎡
・10階建
・55戸/1店舗
・建築主/近鉄不動産(株)

より詳しく『京都市中京区河原町通三条上る恵比須町マンション計画/近鉄不動産』を知りたい方はこちらから
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その近鉄不動産マンション計画の東には野村不動産マンション計画が

ヒルトン京都と教会との隣接地です


より詳しく『京都市中京区河原町三条上る恵比寿町マンション計画/野村不動産』
を知りたい方はこちらから
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御池通沿いでは『ジオ京都御池通/阪急阪神不動産』が販売中です

地下鉄「京都市役所前」駅歩1分! 億ション

より詳しく『ジオ京都御池通/阪急阪神不動産』が知りたい方はこちらから
ルイ・ヴィトンから三条通を東へ、街は東へ

京都市内に増殖する「カラオケまねきねこ」とインバウンドで燃え上がる「和食がんこ」

夏には川床が出る鴨川かぶりつきスタバ


異次元の不動産相場を生み出す鴨川

鴨川を眺める訪日旅行者

ガイドツアーに参加する訪日旅行者グループ

エリアイノベーションが始まろとしている京阪「三条」駅前

いよいよ土下座像後ろの京阪電鉄不動産所有のパーキングが動き出します

京阪ホールディングスが、日本文化の体験拠点や高級ホテルなどを一体化した複合施設の建設を構想しています。2029年までの開業を目指す方針

修学旅行生御用達の「いろは旅館」は黒っぽい外資系高級ホテルになった三条通。
年度内には国から「都市再生緊急整備地域」として指定される見通しとなった三条駅前エリア。これで民間の都市再生事業が税制上の優遇や規制緩和を受けることが可能になります

この建物が解体される日が近づいているのでしょうか

建物の奥には更地見えます、建物の周りは更地が広がっています

三条通沿い北側の閉鎖した旅館に動きはまだありません

その東、閉鎖しているホテルに動きはまだありません

嵐の前の静けさのように静まり返る三条花見小路界隈

いずれ解体される市営住宅

市内中心部「最後の一等地」、いよいよ動き始めます

JR西大路駅
一日300本売れた超人気メニュー「鶏のもも焼き」
この街のランドマーク天下一品九条店

レクサス跡地には仮店舗としてネッツトヨタが入るようです

昭和風情漂うJR西大路駅前

謎の「コーンカップ」という文字

いつか見た景色

駅西にあるワコール本社ビル

ワコール本社駅前で分譲中の

『ジェイグラン京都西大路/JR西日本不動産開発・エヌ・ティ・ティ都市開発』

京都市内で最安値といわれているマンションです

より詳しく『ジェイグラン京都西大路/JR西日本不動産開発・エヌ・ティ・ティ都市開発』を知りたい方はこちらから
駅西の暗かった市営住宅は消え完売御礼となった分譲マンション前には公園

駅歩2分の資産価値と街の未来

公園横には「まちライブラリー」

子育てママに嬉しいカフェ併設、1000冊を揃えるまちの図書館

令和5年に新しい学校として開校したピカピカの京都市立開建高校。もうこの辺りに暗い雰囲気はありません


地下鉄西大路御池駅

地下鉄「西大路御池」駅から徒歩2分

大通りの御池通と西大路通から一本入るエリア

『プレサンス ロジェ 西大路御池駅前/プレサンスコーポレーション』

地下鉄「西大路御池」駅歩2分
阪急「西院」駅歩11分
JR「二条」駅歩11分
3線3駅が利用可能という事でかなり人気が出そうな物件です

第一期先着順販売概要を見ると ※情報有効期間(2024.11.15〜11.28)
庶民には届かない6000万円台ですね

南面です

子供三人の我が家なら4LDKですが、7000万円台。。。両親が泊まりに来たり、親が高齢になってくれば同居する可能性がでてきたりするので4LDKのニーズが今後高まりそうな気もするのですが

公式HPより引用

マンション建設地の東に地元感ありすぎの渋い酒場がありますね、かなり気になっています

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マンション計画地南側には

広がる市営住宅群と壬生浴場

壬生浴場はいずれ閉鎖されるようです ※参考資料「壬生東・壬生市営住宅団地再生計画」

新たに新築される市営住宅


どこか暗い雰囲気を醸し出す西大路三条

その暗さの原因は西大路通沿いの1階が全てシャッター通りになっているからです

そんな西大路三条が京都市の計画では「まちの玄関エリア」として生まれ変わるかもしれません
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京都市HP
そんな期待感もあってか

西大路通沿い東側で分譲された「プレサンス ロジェ 西大路御池」は竣工前完売となりました。竣工は2023年8月。その左には「パデシオン西大路御池駅前/睦備建設」、竣工は2013年11月でした

地下鉄「西大路御池」駅歩2分
「パデシオン西大路御池駅前」を購入された方は「先見の明」があったという事です、京都は地域性が非常に強いため交通の便がよくとも不人気な地域があり、価格がより安く分譲されやすいので、そういった不人気時期に購入された方は値上がりなどのチャンスを掴みやすいとも言えますね

おわり
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[スムラボ編集部より] 本ブログ記事の情報は投稿日時点のものです。現在の販売情報はLifull Homesをご参照下さい。
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エリアイノベーション!未来の街を妄想する先見の明が必要ですね。西大路御池、二条界隈もパワーカップルの街になってしまいそうな勢いのようで・・・。駅近はやはり魅力かと。リセールを考えると、やはりロケーション、立地が第一でしょうか?マンションプラスの記事を拝読しました。中心部はもはや相場がない、いつまでこの状況が続くのかわかりませんが、やっぱり京都は世界の中心なのかもしれませんね(笑)
京都は億ションの街になってきましたね〜。20年前、2000万円台の新築分譲マンションをビビりながら購入した自分に今の現実を見せてあげたいが、あの下げ相場で購入するのも勇気が必要だったのも事実。買うのも勇気、買わないのも勇気、未来がわかればみんな金持ちですよね〜
関西は割と、兵庫や大阪なんかでも、交通の利便性はものすごく高いんだけどファミリー世帯はちょっと躊躇する感じのややこしいエリアがあると思います。そういうところを安いうちに買って、後から街の様子が変わって人気エリアになることもあるし、そうでもないこともあるし、先見の明があったらいいのに〜と思いますね。もはや今の時代はそういうエリアも安いとはいえないお値段なのですが
駅が整備されるにはそれなりの広大な土地が必要だったため、どうしても街外れや人気のない地価が安い場所が多かったのではないでしょうか。昔ながらの偏見の目で不動産を見ていると確実にチャンスを逃していく時代になっていますね〜。価格高騰で洛中・洛外なんて言ってれない状況です、京都独自の地域性が弱まっていきそうに感じております