京都エリアでのTHE グローバル社/グローバル・エルシードのホテル事業
THE グローバル社/本社は東京都新宿区。首都圏エリアと関西エリアにおいて分譲マンション、収益物件、商業施設、ホテル等の企画・開発を行っている会社です。マンション開発は、株式会社グローバル・エルシードが、マンション管理は株式会社グローバル・ハートが、マンション販売は株式会社グローバル住販が、戸建住宅の開発販売はグローバル・キャストが担当。マンションブランド名は「ウィルローズ」。ホテル事業に関してはグローバル・エルシードがコンバージョン等によるホテル開発を行い、グローバル・ホテルマネジメントが運営を担います。
コロナ前の2018年インバウンドの波に乗り京都エリアで圧倒的な勢いで土地を取得しホテル事業を展開していきました。その勢いに関しては2018年4月11日配信記事をご参照下さい
京都エリアの全19ホテル『グローバル・エルシード』
そのホテル事業は日本初の分散型ホテル「ENSO ANGO(エンソウアンゴ)」として展開しました。5棟のホテルを一つのホテルとして回遊できる新しい試みでした。
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日本初の『分散型ホテル/ENSO ANGO(エンソウアンゴ)』京都四条に。アンゴホテルズ/グローバル・エルシード
現在、そのホテル名は『THE GENERAL KYOTO ザ ジェネラル京都」に。運営会社も変わりました。二条城南には新築完成後、開業できないまま1年以上たったホテルがあります。
そして、このコロナの影響で壊滅的な状況に陥ったホテル事業。THE グローバル社の経営が悪化していきました。
そして、2020年10月28日にこんなニュースが。
アスコットがSBIらから110億円を調達し、グローバル社を子会社化
アスコット(東証ジャスダック)は、SBIホールディングス(東証一部)および中国・平安グループから、約110億円を調達することを発表した。SBI HD、平安グループ子会社への第三者割当の方法で行われる。払込期日は12月18日。SBI HDは、アスコットが発行する株式の35.01%を保有することとなる。
調達した資金使途は、30億円をTHE グローバル社(東証一部)の株式取得、30億円を同社への貸し付け、48億円を不動産開発に投じる予定。THE グローバル社はアスコットに第三者割当を行い、アスコットが同社の親会社(持株比率51.96%)となる。払込期日は12月21日。THE グローバル社は、2020年6月期に大幅赤字を計上したほか、継続企業の前提に関する重要な疑義が存在する状況となっていた。
https://www.data-max.co.jp/article/38343?rank
三条大橋から山科区へ
弥次喜多(やじきた)が立つ三条大橋。クリスマス時です。
三条大橋 夏の鴨川です。
京阪三条駅
『土下座像』と言われていますが・・・土下座ではなく皇居遥拝姿との事です。
皇居遥拝姿の彦九郎の銅像がある。ポーズからしばしば土下座していると誤認されて「土下座像」「ドゲザ」と通称され、京都の待ち合わせスポットの一つとしても認知されている。初代は昭和天皇の御大典を祝して有志からの寄付により1928年に作られ、法華経と伊勢神宮で入魂した柱が納められ東郷平八郎が台座の揮毫をした ※Wikipediaより
三条大橋から三条通を東へ。
三条京阪にあった修学旅行生にはもはや伝説の『いろは旅館』は外資系ホテルに生まれ変わりました。
三条神宮道から東へ。元京都市立白川小学校跡地は東急ホテルズにより「ミュージアム・ホテル」をコンセプトとしたホテルに生まれ変わります。
「蹴上(けあげ)」の交差点手前にはウェスティン都ホテル京都
「蹴上(けあげ)」この辺りは東山区と左京区に接し、少し行けば山科区となるエリアです。
交差点のかたわらには「ねじりまんぽ」
このトンネルの向こうには“南禅寺界隈別荘”エリア、ZOZO前澤友作社長が購入した「智水庵」があります。
そして、「蹴上」交差点の近くの坂の上には
音楽家/坂本龍一氏が一時『京都移住』を考えた地があります。
※参照記事(2018年1月)
向かいには 旧九条山浄水場跡地。神奈川県の『強羅花壇』が宿泊施設を計画しています。
※建設通信新聞より記事引用(2021.08.23
京都市上下水道局は、旧九条山浄水場跡地を取得し、有効活用する事業者を募集する公募型プロポーザルを実施した結果、神奈川県箱根町で料亭旅館を運営する強羅花壇を特定した。プロポーザルには同社のほか、リッチリアルエステートとエスアイ・アセットサービスが参加した。
強羅花壇は、全客室(32室)に京都市街が一望できる屋外展望テラスや展望露天風呂を設け、プール、フィットネスジム、エステティックサロン、温泉大浴場などの機能を持つ宿泊施設の開発を提案した。
建物共用部の内装やインテリアには京都を象徴する壁紙などを使用。旧御所水道関連施設である「沈でん池」2基をレセプションロビーやプールとして保存活用するなど、歴史と文化の体現を図るとしている。希望取得価格は15億円。
対象地の旧九条山浄水場跡地の面積は1万1008.81㎡。延べ660㎡の事務所や沈殿池、配水池、ろ過池、洗浄槽などが現存する。
上下水道局は、国の登録有形文化財である旧御所水道ポンプ室の保存・活用を始めとした琵琶湖疏水の魅力のさらなる向上を目指し、同跡地に現存する歴史的に価値が高い2基の円形沈殿池を保存・活用することを条件としていた。
事業地は山科区日ノ岡夷谷町17-66、同一切経谷町32、東山区三条通白川橋東入九丁目東小物座町附属722、724、724-1、東山区三条通白川橋東入十丁目東小物座町附属725-2。
京都人なら何故ここに?と首を傾げたくなるのですが。高台で京都の街を見下ろす眺望、静けさと自然、そしてすぐ街に行ける距離。外から見た「京都」においては、たまらなく魅力的なロケーションに映るのでしょう。
三条通に戻りまして峠の頂上あたりにある「九条山」の標識。山科区に入りました。
グローバル・エルシード『ウィルローズ京都山科』計画地
坂を下ると、工事現場が現れます。(撮影日が違うので天候が違います)戸建てや駐車場やマンションがあった地が一つの土地にまとまろうとしています。
その工事現場の隣には、三条通を通る者は誰もが気になるであろう『アイシャルリターン』という名の大衆中華料理店。見学メシをすれば良かったのですが時間がなくスルーしてしまいました。
その『アイシャルリターン』のとなりのフェンスにグローバル・エルシードによる共同住宅の標識が設置されています。
・京都市山科区御陵岡ノ西町/日ノ岡鴨土街・共同住宅・5階建・18戸
京都で初めてグローバル・エルシードの宿泊施設でない「共同住宅」の標識を見ました。
一つの大きな土地が生まれます。
裏手には賃貸マンションらしき建物もバリケードに飲み込まれています。
先ほどの三条大橋までなら3.3km。車で約7分。
地下鉄「御陵」駅までは約200m(徒歩3分)
地下鉄東西線で「御陵」駅から中心部の京都駅につながる「烏丸御池」駅までは乗車10分。ちなみに「烏丸御池」駅から「京都」駅までは乗車5分。いかに京都はコンパクトな街なのかを実感します。
新築分譲マンション計画への期待が増してきました。共同住宅計画地から三条通を東へ進むとマンションギャラリーらしき建物が作られています。
ウィルローズ京都御陵 マンションギャラリー
新築分譲マンション確定です。
「ウィルローズ」ブランドは京都初なのではないでしょうか。
さぁ、売れるかどうか、気になる所ですが。近隣で最近の新築分譲実績としては「ウィルローズ京都御陵」からより駅近・駅前徒歩1分で分譲された「グランアッシュ山科御陵」です。
「グランアッシュ山科御陵」は地下鉄「御陵」駅へ徒歩1分。事業主はホームズ。・6階建・57戸・2020年7月完成。
売行きに関しては『マンションコミュニティ』のこちらの口コミが全てを物語っています。
77 匿名さん 2019/12/24 17:28:52
完売したようですね。はやかったですね。
販売当時、地下鉄「御陵」駅歩1分という立地もあって、日本全国から資料請求があったようです。中心部に近く。駅前のインパクト、価格もそこまで高くなく、資産価値を感じた物件だったのでしょう。
本日(2022.1.21)時点で築後未入居の4階76㎡3LDKの売り物件が出ています。販売価格は4980万円。『ウィルローズ京都山科』気になる価格は
公式HPがこの1/19(金)よりオープンとなっていました。やはり「関西初」!! 3LDK3700万円台からなので3LDK4000万円台が中心なのではないでしょうか?販売開始は2022年3月上旬となっています。
4LDKプランがあります。
概要はこちらです。
名称 | ウィルローズ京都御陵 |
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所在地 | 京都市山科区日ノ岡鴨土町49-1他(地番) |
交通 | 地下鉄東西線・京阪京津線「御陵」駅徒歩3分 |
地域・地区 | 近隣商業地域、第一種中高層住居専用地域、準防火地域、山ろく型建造物修景地区、宅地造成規制区域、20M第四種高度地区、15M第一種高度地区、下水道処理区域、屋外広告物第二種区域、沿道型第三種区域、居住誘導区域、近郊整備区域 |
地目 | 宅地 |
私道負担 | なし |
建ぺい率 | 65.20%(指定68.58%) |
容積率 | 215.11%(指定242.91%) |
総戸数 | 49戸(管理室1戸) |
間取り | 2LDK~4LDK |
構造・規模 | 鉄筋コンクリート造 地上5階建 |
建築確認番号 | 第REJ21311-31265号(令和4年1月17日付) |
敷地面積 | 1,618.60㎡ |
建築面積 | 1,055.17㎡ |
建築延床面積 | 4,103.56㎡(容積対象外面積621.94㎡含む) |
住居専有面積 | 58.09㎡~85.34㎡ |
バルコニー面積 | 5.53㎡~11.61㎡ |
サービスバルコニー面積 | 1.44㎡~3.32㎡ |
ルーフバルコニー面積 | 11.72㎡~31.79㎡ |
専用ポーチ(アルコーブ)面積 | 2.72㎡~8.28㎡ |
駐車場 | 4台(屋内平置駐車場2台、屋内来客用・福祉対応平置駐車場1台、屋内サービス平置駐車場)(月額使用料:未定)※車種には制限があります。 |
バイク置場 | 17台(バイク置場10台、ミニバイク置場7台)(月額使用料:未定) |
駐輪場 | 96台(屋内傾斜ラック式96台)(月額使用料:未定) |
分譲後の権利形態 | 敷地及び建物共有部分は専有面積持分割合による所有権の共有、建物専有部分は区分所有 |
管理形態 | 区分所有者全員により管理組合を設立し、管理会社に委託 |
設計図書閲覧場所 | 竣工前は「ウィルローズ京都御陵」マンションギャラリー、竣工後は株式会社グローバル・エルシード京都支店 |
竣工予定 | 2023年6月下旬 |
入居予定 | 2023年7月下旬 |
売主 | 株式会社グローバル・エルシード [国土交通大臣(2)第8323号・(一社)全国住宅産業協会会員・(公社)全日本不動産協会会員・(公社)不動産保証協会会員] 〒163-0818 東京都新宿区西新宿2-4-1新宿NSビル18F TEL.03-5908-3640 |
販売提携(代理) | グランザ株式会社 [京都府知事(2)第13686号・(公社)京都府宅地建物取引業協会会員・(公社)全国宅地建物取引業保証協会会員] 〒604-8151 京都市中京区蛸薬師通烏丸西入橋弁慶町234番地 MJP烏丸ビル3階 TEL:075-754-8328 |
設計・監理 | 株式会社アクセス都市設計 |
施工 | 未定 |
手付金等保証機関 | 住宅産業信用保証株式会社 |
第1期予定販売概要
販売戸数 | 9戸 |
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予定販売価格(税込) | 3,190万円~5,080万円 |
間取り | 2LDK~3LDK |
住居専有面積 | 58.09㎡~79.89㎡ |
バルコニー面積 | 5.53㎡~11.61㎡ |
サービスバルコニー面積 | 1.44㎡~3.32㎡ |
管理費(月額) | 未定 |
修繕積立金(月額) | 未定 |
管理準備金(引渡時一括) | 未定 |
修繕積立一時金(引渡時一括) | 未定 |
販売開始予定時期 | 2022年3月上旬予定 |
※掲示板:ウィルローズ京都御陵ってどうですか?
山科区といえば車保有率が高そうですが、駐車場が4台(うち2台は来客用・サービス用)という少なさが今の時代のマンションです。販売代理はここ数年で京都の新築分譲マンション販売会社としての地位を築きつつあるグランザ株式会社。この『g』ロゴマークが見れるのはグローバル・エルシードを追いかけて来た私には少し感慨深いものがあります。
おわり
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