1 京都府内の新築分譲マンション平均価格は前年比増295万円の5264万円京都府民の平均年収の11倍超に高騰
2 京都市内で3000万円台で買える新築分譲マンションは

京都府内の新築分譲マンション平均価格は前年比増295万円の5264万円
京都府民の平均年収の11倍超に高騰

京都新聞 2023.1.8 より引用

(記事／北川裕猛)

新築マンション　府民年収11倍
府内の21年分譲
平均5264万円
京の物件高騰影響

京都府の新築の年収倍率は前年比0.25ポイント上昇の11.59倍。マンションの平均価格は、同295万円増の5264万円に対し、平均年収の予測値は、同16万円増の454万円にとどまった。

1位の東京都は14.69倍、2位の沖縄県は12.15倍で全国平均は8.93倍だった。4位は大阪府の11.57倍。同社(東京カンテイ)は「京都、東京、沖縄、大阪の年収倍率の高さは、国内外から集まっている投資マネーの影響もある」(市場調査部)と指摘する。

同社の・上席主任研究員は「用地の希少性が高い京都市中心部では分譲価格が1億円超の物件も目立ち、府内の年収倍率を押し上げている」と分析する。

一方、21年の京都府の中古マンション(築10年前後、70㎡換算)の年収倍率は9.01倍だった。前年から0.46ポイント低下したものの、東京、長野、沖縄に続く4番目の高さだった。東京は13.35倍、長野は9.82 倍、沖縄は9.70倍で、全国平均は6.54倍だった。

滋賀県の21年の年収倍率は、新築マンションが8.54倍、中古が6.75倍だった。

住宅ローン利用可能額の目安としては35年ローンでは年収の6～7倍と言われています。

1位の東京都は14.69倍(中古13.35倍)

3位の京都府は11.59倍(中古は9.01倍)

合算でローンを組むことが増えたとはいえ、かなりリスキーなレベルの年収倍率です。私の感覚では年収500万円で借入3000万円ぐらいではないかと思っていますが。ただ3000万円で買える新築マンションなんて京都市内にありません。それにしても東京は新築も中古もエグい年収倍率ですね。

10年前の年収倍率はどうだったかというと

2022/12/26(月) 11:02配信　JBpress (記事／山下和之)

10年前の2011年には全国平均が6.27倍と2021年に比べて2ポイント以上低く、東京都は9.43倍で10倍を下回っていたので、あっと言う間に全国平均は7倍を超え、9倍近くまで上がってきたことになる。

給与はこの10年間変わっていないのに新築マンション価格は

全国平均の数値は、2012年の3824万円から2021年には5115万円になっているので、この間33.8％も上がったことになる。なかでも首都圏は4540万円から6260万円になり、なんと37.9％の上昇となっている。

私をたまに飲みに連れて行ってくれるゼロから資産30億を築いた彼は、「人生何が起きるかわからない。余裕を持て、無理はするな、身の丈にあった生活をして、身の丈にあった家を買え。共働きでめいいっぱいローンを借りて、この高値相場でマイホームを購入するのはギャンブルだ。夫婦どちらかが働けなくなったらどうする？家より子供の教育費に投資しろ。教育費はこれから莫大にかかる、破綻するぞ。住宅ローンの支払いで人生が終わってしまってもいいのか・・・・便利だけれども不人気エリアの2000万円台の中古を狙っていけ」

2000万円台の中古なんて違法建築のボロボロ戸建しかありませんよ。。。

高度経済成長期、バブル・リーマンを越え、頂上も底も味わってきた彼の言葉はごもっともだが、自分の家をケチった代償は離婚という結果でした(今では若い奥様をもらっておられますが・・)。

背伸びしないと買えない価格なのに、そんな夢のマイホームへの気持ちを打ち砕くワードばかりを私に投げかけられ途方に暮れている現在。

東京の庶民の方々、どうしてるのですか？

京都市内で3000万円台で買える新築分譲マンションは

早期完売した『デュオヒルズ京都桂川』

2000万円台の新築分譲マンションは無いとしても3000万円台ならまだ市内でも見つけることができます。

先日、『完売御礼』となった南区久世の『デュオヒルズ京都桂川／フージャースコーポレーション』。

かなり交通量の多い久世橋通と171号線に面し、計画地を発見した当時は、「これはマンション立地としては厳しいのでは・・」と思いましたが、

久世橋通側

駅が無かった昔と違い、JR桂川駅へ徒歩8分。思いのほか総96戸が素早く完売した印象でした。

171号線側

公式HPより

京都市市内の新築分譲マンションの中ではかなり安く感じる販売価格3700万円台〜。4000万円台で4LDKが用意されていたのは市内のマンションとして珍しかったです。

再開発エリアのJR〜阪急間の中古マンションは高騰して5000万円台になっており、『デュオヒルズ京都桂川』は割安感を感じさせてくれました。

幅広いエリアからファミリー層を集客できていたようで京都中心部の高騰が京都の根強い「南へ下がらない」という強いエリア性を少しづつ弱めているようでした。

メイツ京都唐橋／名鉄都市開発

では、現在販売している物件で3000万円台は、こんなチラシが送られてきました。

『メイツ京都唐橋』3000万円台ラスト1邸
1月22日(日)分譲

記事を公開する頃には売れてしまっているかもしれません。

京都駅から西南へ

『東寺』の西。

近鉄京都線「東寺」駅から徒歩13分。

昭和46年創業、いまだに人気を誇る『ミスター・ギョーザ』

これで1100円ほど。餃子に味噌だれがポイント。超絶うまし。

その昭和の銘店『ミスター・ギョーザ』の東に建つ分譲マンションが

『メイツ京都唐橋／名鉄都市開発』

中心価格帯は4000万円台半ばぐらい〜だったと思われます。

公式HPからは「完売」に向け気合が入りまくっているのがビンビン伝わってきます。

公式HPより

『メイツ京都唐橋／名鉄都市開発』をより詳しく知りたい方はこちらから

右京区の新築分譲マンション

京都市内で3000万円台の新築分譲マンションの可能性があるエリアは京都市『右京区』。調べるとかなり北に伸びる大半が山間部である行政区なのがわかります。私達がイメージする京都市は赤丸ぐらいのエリアなのですが北区・左京区も北に伸びておりほとんどが山間部なのです。

『右京区』は観光地としては太秦・嵯峨・清滝などあります。