JR「丹波口」駅前、五条通『びっくりドンキー』跡地は271戸の新築分譲マンション計画

JR「丹波口」駅の東に

「五条千本」交差点から東、五条通の北側に

五条通に接道してバリケードの土地。『びっくりドンキー』跡地です。

現地撮影2023.3.10

・・・・『びっくりドンキー』にバリケードが張り巡らされたのが2021年6月。

現地撮影2021.6.16

家族全員での『びっくりドンキー』初体験はこちらのお店でした。しかし、ハンバーグはやはりお母さんの手作りが一番らしく、一回行ったきりでした。

カラオケもありました。

・・・あれから21ヶ月。待望の標識が設置されました！

現地撮影2023.3.10

京都市内では超ビッグプロジェクト271戸の「新築分譲マンション」計画!!

(仮称) 丹波口駅前計画建築計画の概要

・京都市下京区中堂寺坊城町62番
・共同住宅
・敷地面積4,413.72㎡
・建築面積 2,933.29㎡
・鉄筋コンクリート造
・延べ面積(容積率対象外)19,828.92㎡( 2,094.15 ㎡)
・建築物の高さ (塔屋を含む高さ)24.96m ( 26.51 m)
・地上9階
・271戸
・建築主／ 京阪電鉄不動産・(株) 大阪ガス都市開発(株) ・九州旅客鉄道(株)
・着工予定2023年5月中旬
・完了予定年月日 2025年7月中旬

マンション計画地からJR「丹波口」駅までは110m(徒歩2分)。

北側はスーパー「マツモト」隣接。すぐ東の五条通沿いにはコロナ前に開発された「エスペリアホテル京都」。分譲マンションのイメージがあった「サムティ株式会社」が開発しました。エスペリアホテルはサムティ株式会社が保有するビジネスホテルブランド。

どちらかというと五条通の車の交通量だけが目立つ「殺風景」な風景に見えたJR「丹波口」駅前。そこにホテルが建つなんて・・・というのが当時の私の印象でした。

マンション計画地の五条通沿いにはコロナ禍が終わりを告げたことを知らせる『京都レストランバス』が停車しています。

コロナ禍がなければこの地はホテル計画になっていたかもしれません。

京都市が「京都観光振興計画2020」の中で掲げる「京の食文化」を楽しむ観光の推進といった点をレストランバスが貢献できると考え京都での運行が決定し、2018年8月より通年運行開始。京都だから感じることができる「おもてなし」をメインに、老舗料亭をテーマにした車両には、本物の石でできた階段や、行灯を付けるなど、和のデザインをふんだんにあしらっています。

運行は昼と夜で、それぞれ京都で定番の人気観光スポットを巡りそれぞれの魅力をレストランバスがつなぎます。

※WILLER EXPRESS株式会社

なんてたって、京都駅から２駅ですから。地元民にとってはあまり用事がないJR丹波口駅は心理的距離がありますが、他府県から見れば京都駅近のロケーションでしょう。

五条千本の角にはセブンイレブン。

マンション計画地の西側に回ると、スーパー「マツモト」と敷地が隣接しています。買い物に徒歩1分の立地です。

敷地の東側に見えるのは光徳小学校。

駅にスーパーに学校が揃うロケーション。さらに

スーパー「マツモト」の北側に広がる緑は

光徳公園。

桜が咲きました。

現地撮影2023.3.14

制服を着た学生が寝そべってスマホを見ています。「うららか」とはこの事です。

気持ちが良い公園です。

JR「丹波口」駅エリアのポテンシャル

五条通を渡ると

JR山陰線「丹波口」駅。

本数が少ないと言われますが、1時間に3本ほど。

JR丹波口駅より西側の五条通

日本経済新聞(2019年12月7日)　記事より引用

京都市、高さ規制緩和
周縁部開発オフィス呼び込む
丹波口駅西上限31m

すでに丹波口駅周辺は民間の産業集積施設『京都リサーチパーク(KRP)』があり、ベンチャーやスタートアップが集積する。市内にオフィスビルを8棟所有する弥栄自動車(京都市)は「市中心部と違い、卵となる企業を集めて孵化(ふか)させるためのエリアにしたいとの思惑があるのでは」と。

JR丹波口駅をでると『京都市中央卸売市場第一市場』から街は始まります。

五条七本松には未来の産業創出拠点『京都リサーチパーク』。

大阪ガス都市開発による『シーンズ京都円町』のモデルルームが角にあります。最終2邸のため、ドンキー跡地のマンションギャラリーはこちらになるかもしれません。

京都市内10年ぶりの大規模賃貸オフィスビル「KRP10号館」竣工したのが2021年2月。1階はフードエリアになりました。

日本経済新聞(2022年4月19日)　記事より引用

次世代電池開発、京都が核
スタンフォード大学新興が拠点

京都で次世代蓄電池の拠点設置や技術開発が加速している。米クアンタムスケープは2022年後半、京都市内に全固体電池の研究開発拠点を設ける。

クアンタムスケープはこのほど京都リサーチパーク(京都市)に入居契約を済ませた。

夜ともなるとこの輝き。左の棟が「KRP10号館」です。

2001年、京都リサーチパークから「はてな」が飛び立ちました。創業者／近藤淳也氏は現在、不動産エンターテーメントサイト『物件ファン』を運営されています。SUUMOじゃ無い方が好きな方にはたまらない不動産サイトです。

この京都リサーチパーク、お昼ともなるとこの建物裏にキッチンカーが集合していました。

七本松通ではお弁当を売っている方があちこちに。

五条七本松から七本松通を南に下がると

大阪ガスショールーム「ディリパ京都」、大阪ガスのスポーツクラブ「コスパ」。そうなんです、この一帯は元々『大阪ガス・旧京都工場』だったのです。京都リサーチパークの誕生はこちらから。

さらに南に進むと「七本松花屋町」の交差点に

「分譲マンション建設予定地」の看板が。

京都で旺盛にマンション開発をしている『名鉄都市開発』。

現在、分譲・計画中物件は

・メイツ京都梅津
・メイツ京都唐橋
・メイツ京都西大路
・(仮称)中京区円町計画／名鉄都市開発・三菱地所レジデンス

標識が設置されています

(仮称) 京都市下京区丹波口計画の概要
・京都市下京区朱雀分木町44番
・共同住宅
・敷地面積907.53㎡
・建築面積570.60㎡
・鉄筋コンクリート造
・延べ面積 (容積対象外)4,242.12 m² (613.81 m)
・建築物の高さ ( 塔屋を含む高さ)30.99m (30.99m)
・地上11階地下0階
・60戸
・建築主／名鉄都市開発株式会社
・着工予定年月日2023年7月1日
・完了予定年月日2025年3月10日

JR「丹波口」駅まで徒歩8分〜9分

JR「梅小路京都西」駅までは徒歩11分。梅小路公園まで徒歩圏内の距離です、

以前はスーパーが建っていたと記憶しています。

そして、そこから南の七本松通沿い西側、この周辺での最後の分譲マンションとなっている『パデシオン京都七条ミッドパーク／睦備建設』(竣工2017年7月)。JR山陰本線 / 丹波口駅徒歩10分、中央市場界隈の雑多な印象のあるエリアでしたが、中心部の高騰に比べまだ割安感があり、想像以上に売れに売れました。

JR「丹波口」駅最寄りのマンションとしては、『パデシオン京都七条ミッドパーク／睦備建設』(竣工2017年7月)以来、マンション空白地帯となっていました。

JR「梅小路京都西」駅の最寄りとしては『エスリード京都梅小路公園』(竣工2023年2月)がこれからの街の期待感と駅歩3分の資産性で勢いよく完売しました。

七条通沿い『エスリード京都梅小路公園』

七本松通に戻りまして『パデシオン京都七条ミッドパーク』の南に見える建物、

コロナ禍、ホテル計画の標識がいつの間にか賃貸マンションに変わりました。インバウンド、梅小路京都西駅の新設、中央市場が観光スポットになり得るとの期待感と熱狂が、七本松通をホテル立地にさせました。

そして、再び、熱狂が

京都新聞(2023年1月5日)記事より引用

新水産棟3月22日開業
京都市中央卸売第一市場
食文化発信
せり見学エリアも

2階には、マグロや近海魚のせりの様子を仲買人のかけ声とともに体感できる見学エリア(4月1日利用開始)が新たに整備され、京都の食文化の発信拠点として、流通食材の消費拡大につなげる。

見学エリアは、新水産棟(地上3階建て、延べ約42000㎡)西側の2階。長さ約260mの通路片側がガラス張りになっており、各せり場が見渡せる。せり場にはマイクが設置され、仲買人らのかけ声が見学エリアに響く仕組みとなっている。午前5時から見学可能で、時間外は直近のせりの様子をモニターで視聴できる。

仲買人らの目線でひんやりとしたせり場の雰囲気を楽しめる体験ゾーンや「モートラ」と呼ばれる小型運搬車に乗り、映像と音響で場内走行を体験できるコーナーもある。

築地市場に訪日旅行者が溢れ「マグロオークション」が大人気になったように、ここ『京都市中央卸売第一市場』でもそんな光景が見られるのでしょうか?

そしてその水産棟と

その水産棟とつながる建物は

ホテルなんです。訪日旅行者が大挙してこの連絡通路を渡るはずだった市場直結のホテル！！

見事、コロナ禍の開業(2020年7月)となり、出鼻を挫かれた『エミオン京都』。

まだホテル内の人影はまばらです。

向かいには中央倉庫の敷地に『京都梅小路花伝抄』。

いまだ下町風情が情緒たっぷりの七条通が激変する未来が見えます。

市場の西側には持ち込み可能なBBQコートがあります。

コロナ禍緩んだ昨年のいつかの休日などは、どこかアジアの下町に来たかと思うぐらいの道にまで溢れる人々とその歓声。本当にアジアのパワーを感じました。

味わいのあるコート内です。

今年の夏は訪日旅行者で溢れかえるかもしれません。

そんな古びた街並みの中、BBQコートの横には赤痩せた色のビルに入るのは『Kyoto Makers Garage (KMG)』