こんにちは。ちばにゃんです。
ここ最近考えていたことがあります。
千葉県で一番「仕様がいい」マンションはどれなのか?という単純な疑問です。
これは色んな尺度があると思っていまして、人によって挙がるマンションが異なってくるんだろうなとは思ってはおりますが、「じゃあちばにゃん的にはどうなのか?」というのを今回やってみたいと思います。
目次
つい先日、都内で散髪をしたついでに千代田区番町から千鳥ヶ淵周辺のマンションを見てきました。こちらのツイートをご覧ください。
ザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵 pic.twitter.com/5tpxVxIMzm
— ちばにゃん (@loveChiba_nyan) March 4, 2023
これやばいですよね、この重厚感のあるデザイン、意匠。エントランスをくぐるたびに幸福物質的な何かがドバドバ出そうです。日本全国見渡しても最高級の部類に入るマンションであることは分かっているものの、千葉では見ることの出来ないクオリティに圧倒されてしまいました。
実際千葉を中心にマンションを検討している身としては、千葉に最高にかっこいい高級仕様のマンションを作ってほしいな~とは常々願っているのですが、残念ながら千葉県内にはこれほどのマンションはありません。
三井不動産レジデンシャルのパークコートも、三菱地所レジデンスのザ・パークハウスグランも千葉県内にはありませんし、都内で良いなと思うマンションを多数供給しているような積水ハウスのグランドメゾン、モリモトのピアースやディアナコートも千葉県にはありません。大和地所レジのヴェレーナグランも千葉にはありません。
ちょっと!!デベの皆さん千葉を見くびり過ぎなのではないでしょうか? まあ、そもそも千葉には坪350を超えてくるようなエリアが少なかったり、高級需要が少ないので作れないといった事情もあるでしょう。
しかし一方で、千葉土着で頑張ってくれている企業もあります。例えばアルファグランデブランドを展開しているスターツコーポレーションは、高級分譲マンションとして「QUWON」ブランドを立ち上げて2016年QUWON新浦安を発表、2017年にQUWON流山おおたかの森を発表しそれぞれ分譲しましたし、海浜幕張に本社を置く新日本建設は、2021年に同社のフラグシップ物件として千葉パルコの跡地の「エクセレントザ・タワー」(千葉県千葉市中央区)を発表、現在は竣工まであと一年を残して280戸/397戸を供給というペースで売れ行きも好調です。
確かに、供給するエリアは選ぶ必要があると思いますが、やはり千葉県民は仕様の良いマンションを望んでいます(ちばにゃん調べ)。
「パークコート」等の分かりやすい高級路線ラインナップではないものの、これまでもデベ各社は千葉県内の主要駅の駅近エリアを中心に比較的仕様に拘ったマンションを供給していくれていますので、そうした物件のなかから「これは!」と思う物件を今回は紹介していけたらと思いますので、お付き合い頂ければと思います。
仕様が良いマンションとは?
さて、では「仕様が良い」マンションとはどんなマンションなのか。繰り返しになりますが、これに関しては様々な意見があるでしょう。「仕様」と言っているのだから駅距離だとか駐車場事情だとかは一旦置いておいて、やはりマンションという建築物、作品そのものを対象として判断したいなと思い、以下のような切り口で考えてみました。
- ①凝った高級感ある外観
⇒これは大切な指標です。先述したザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵はもう外観だけで幸福物質ドバドバ物件です。高級感は超大事です。 - ②共用部分の高級感
⇒これも大事ですよね。各階ゴミ置き場や内廊下、エントランスホールの雰囲気なども幸福物質放出を助けてくれる作用(?)がありますので、取り上げたいと思います。 - ③専有部分の高級感
⇒高級マンションにはこれは求めたいという方、多いのではないでしょうか。天井高やキッチン天板の仕様、天井カセット式エアコン等は分かりやすく仕様が高いですしテンションあがりますよね。ただ、専有部分の仕様はぶっちゃけ調べ切れないところもあるので、私の知る限り比較的よさそうなものをピックアップしてお伝えする感じになると思います。 - ④建物自体の大きさ
⇒個人的にはこれはそこまで重要ではないような気がするのですが、やはり大規模で「どーん」「ばーん」というのはインパクトがありますからね。一般的には大切な指標ではないかと思います。 - ⑤専有部分の広さ
⇒広さというのは大切な指標です。都内で見るような超高級なマンションは80㎡の2LDKなど贅沢な空間の使い方をしていますので、こちらは重要な指標として見ていきたいと思います。 - ⑥総合的に考えて
⇒やはり色んな観点を踏まえた総合点というのはまた違ってくると思うのですよ。ちばにゃんの独断と偏見で総合的考えてこれっしょ!という物件を決めたいと思います。
ただし、ここで少し制限をかけます。築15年以内のマンションということにしましょう。それよりも前のマンションとなると、こうした高級感よりも外観の古さ等に目が行ってしまいがちですので、現時点で築15年を超えてしまった物件は対象外とさせて下さい。
そして、ブログ記事を書いていたら長くなってしまいましたので上記①~③を前編で取り扱い、④~⑥を後編で取り扱いたいと思います。(すんませんがお付き合いください!)
ということで、さっそく見ていきましょう!!
①凝った高級感ある外観
例えば、ダイレクトウィンドウを採用している物件だと居室に光が入りやすくなったり、室内からの眺望が良くなったりと居住性の面でプラスの影響が大きい印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、一方で角住戸にダイレクトウィンドウが採用されていたりすると建物全体が引き締まった印象になり、外観の見栄えも良くなります。ダイレクトウィンドウはあくまで一例ですが、このような細部や質感にこだわって作られるマンションだと、外出先や勤務先から帰ってきた時に「あ~自分のおうちかっこいいなぁ」というハッピーな気持ちになりますよねぇ。
ということで、建物の外観に対して細部の拘りを感じる物件という意味合いで、本項目に相応しいマンションを選びました。
選ばれたのは、、、
■ザ・パークハウス市川二丁目市川駅からは徒歩7分。売主は三菱地所レジデンス、施工は木内建設で2021年竣工のマンションです。6階建ての総戸数57戸なので小規模物件と言ってもいいでしょう。
こちらのザ・パークハウス市川二丁目は竣工からあまり時間も経っていないことから、売買実績は少なかったのですが2023年3月現在、坪365万円で売り出しがあります。
かなり外観デザインが凝ったものになっていますので、マンションがお好きな方には知名度のあるマンションですね。デザインの監修はスターテック一級建築士事務所となっています。スターテック一級建築士事務所が監修をしている三菱地所レジデンスの物件は、他にはザ・パークハウス荻窪大田黒公園やザ・パークハウス東陽町翠賓閣なんかがありますが、これらも非常に魅力的でカッコいい外観デザインとなっています。いずれもデザインの良さで有名なマンションです。
こちらがザ・パークハウス 荻窪大田黒公園。
こちらがザ・パークハウス東陽町翠賓閣です。
スターテック一級建築士事務所が監修している物件の紹介みたいになってしまいましたが、写真ではこの物件の外観の素晴らしさの1/3程度しか伝わりませんので、ご検討可能な方はぜひ一度現地をご覧になることをお勧めいたします!
市川駅周辺にはもう一つ外観の好きなマンションがありますのでご紹介します。
プラウド市川マークスです。
これもやばいデザインですよね~。この角の10連ダイレクトウィンドウと、黒と白を折り重なるようなデザインで質感もよく、引き締まってかつ高級感のある印象を与えるファサードに仕上がっています。これも千葉ではなかなかお目にかかれない卓越したデザインの物件ですね。室内も廊下がタイル張りであったりとしっかりと作りこんでくれている物件で、「私も住みたい」。
こちらの物件については、デザインのプロセスと見どころを公式が解説してくれていますので、ぜひ以下リンクからご覧になってください。
<プラウド公式HP 建築デザイン プラウド市川マークス>
https://www.proud-web.jp/magazine/architecture/photo_46/photo_46.html
2023年3月現在は売り出しは無いようですが、もし出た場合は坪350万円程度になるかと予想します。
新築で選ぶなら…
■エクセレントザ・タワー売主は新日本建設を筆頭として中央日本土地建物、あなぶきホームライフ、長谷工コーポレーション、東方地所のJVです。施工は新日本建設と長谷工となっています。千葉駅徒歩9分、総戸数397戸31階建てタワーマンションで、2024年に竣工予定です。
外観かっこ良いですね~。これ結構珍しいとは思うのですが、タワーマンションにもかかわらずダイレクトウィンドウを採用しておらず建物の四方をすべて摺りガラスで囲っています。それが31階まですべて続いていることと、バルコニー内部を黒色で塗っているデザインが、住友不動産のガラスウォールのような引き締まった都会的な印象を与えてくれています。さらに、27階以上は軒天に角度がついており、ただの背の高いタワーマンションとは言わせないデザイン性を感じます。
中央公園側は下駄の1階から3階まですべてガラス張りになっており、これも高級感がありますね。また、本物件はエントランスの扉も3m以上のかなり大きな扉を採用しているようで、インパクトのあるものに仕上がりそうです。
平均坪単価は270万円で2023年3月現在販売中です。こちらの物件については2LDKさんが記事にまとめられていますので、ぜひご覧ください。
②共用部分の高級感
次に共用部分ですね。これはどう判断するかが難しいところです。やはり求めたいのは「高級感」ですので、共用施設が充実してればいいというものでもないですし、やはりそのデザインや質感を重視して選びたいと思います。となると、やはり物件のコンセプトで決まってくる部分が多いのかなと。今回は明確に「高級マンション」と打ち出して販売されたマンションからの選出となりました。選ばれたのは…
■QUWON新浦安売主はスターツコーポレーションとスターツデベロップメント、施工もスターツCAMです。総戸数は170戸で2018年に竣工しました。
素晴らしいですね。この水景、植栽、質感、どれをとっても高いレベルで幸福物質ドバドバ不可避。低層が故のゆとりがあり、エントランスホールから各居室に向かうまでの動線は水景の中に浮かぶように設置されたガラス張りの通路を進みます。居室に入るまでこだわりぬいた美術館のような佇まい。脱帽です。
このQUWONシリーズは先ほど話した通り新浦安と流山おおたかの森で分譲されていますが、分譲当時の坪単価はおおたかの森が200万/坪、新浦安が280万/坪で、新浦安のほうが坪単価の高いマンションでした。現在は流山おおたかの森人気もありその中でもQWON流山おおたかの森はエリアNo.1マンションとなっていますから、中古相場での坪単価はすでに逆転していますね。
2023年3月現在、QUWON新浦安は新築時と変わらない坪280万円前後で売り出しが出ています。こんな素晴らしく素敵なマンションが坪300を余裕で下回る価格で出ているのに、千葉県だからという理由で避けている方がいたとしたらそれは非常に勿体ない。新浦安は東京から近いのにも関わらず、現在の価格高騰を踏まえると割とお手頃な価格で中古が出ていますので、ぜひ検討いただくことをお勧めします。
新築で選ぶなら…
■ザ・パークハウス 船橋本町「船橋」駅徒歩7分。売主は三菱地所レジデンス、三信住建、トヨタホームで施工は川口土木建築工業です。総戸数は74戸で、2025年竣工予定の新築マンションです。
こちらは以前にもお伝えしましたが、本当に品のあるデザインです。首都圏でも和モダンの共用部はなかなか見られないのではないでしょうか。
本物件の平均坪単価としては、320~330万円程度です。千葉県内としてはかなりお高い坪単価となりますが、船橋駅徒歩7分という立地とこの商品力を見れば納得感の高い物件なのではないでしょうか。出来上がりが非常に楽しみなマンションです!よろしければ以前ご紹介した以下記事もご覧ください。
③専有部分の高級感
まあ実際のところ、千葉県内のマンションに限った話をすると高級マンションチェックで出てくるような項目が総じて全部搭載されているマンションは私の知る限り存在しません。仕様として、何かがついていれば何かがついていないというトレードオフの中で設計されていますので、自分だったらこのマンションかな〜というものがあればぜひ教えて下さい!選ばれたのは、、、
■ガレリアサーラガレリアサーラは売主はプロパスト、施工は鹿島建設で2009年竣工の本八幡駅直結34階建てタワーマンションです。
かのマンションマニア先生はこちらのマンションにお住まいになったことがあるとのこと。住んでみて良かったマンションとしてスムログの記事に書かれていますので、ぜひご覧ください。
専有部分は取材できず、写真が載せられないところが惜しいのですが、この物件は千葉では大変希少な天井カセット式エアコンを採用しています(リビングのみ)。また、窓ガラスはハイサッシ、またキッチン天板も洗面天板も御影石です。更に、標準で東芝製のガス乾燥機が用意されています。もちろんディスポーザもあり。
一方でこれは共有部分ですが、しっかり内廊下設計ですし、駐車場が地下だったり都営新宿線の駅直結だったりと、紛いの無い高級仕様です。食洗器はオプションだったり、タワーマンションなのに各階ごみ置き場がないなど惜しい部分もあります。
ちなみに、このマンションの対面にあるグランドターミナルタワー本八幡も非常に仕様の良いマンションとなっています。こちらもハイサッシかつリビング天カセありますし内廊下、各階ごみ置き場もありますが、天井高が多くのお部屋で2400であったりとやはり惜しい部分があります。
ということで、共用部はいったん脇に置いておきまして、このガレリアサーラは千葉ではなかなか見られないリビング天カセとハイサッシ、天然石天板にさらに乾燥機標準搭載。これらのインパクトが大きいので、今回は本物件を選出します。
新築で選ぶなら…
■幕張ベイパークミッドスクエアタワー海浜幕張駅徒歩15分。幕張ベイパーク3棟目となる高さ155m、43階建てのタワーマンションです。売主は三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業の7社で、施工は熊谷組です。総戸数は749戸となっていますが、幕張ベイパーク全体で合計6棟のタワーマンション群となる予定で、その総戸数は約4500戸となる計画です。
正直こちらのマンション、どの部門に入れるか迷うくらい外観から共用部から専有部まですべてが上質なんですよね。それが坪220万円で販売中ですから、そんなのお祭りとしか言いようがありません。
専有部に関しては、基本天井高2600mmということで高いですね~。先ほど挙げたガレリアサーラも天高は2450mmですし、千葉県内ではタワーマンションだからと言って天高を高くすることは多くないので、この高さの天井高はなかなか見ることができません。もちろん3種の神器であるディスポーザー、食洗器、床暖房は備わっていますし、浴室ダウンライトも、各種ソフトクローズも、トイレ手洗いカウンターも、可動式ルーバー面格子も、シュッとしたシルエットのトイレも完備となります。さらに、1棟目、2棟目とも異なる仕様としては、キッチン天板が標準で御影石です。
高級マンションに付いてて欲しい設備だいたい全部セットでこの価格はまじやばい。こんなものが幕張に建つとは地元の民として大変誇らしい気持ちです!!
続きは後編で
少し長くなりそうなので、残りの項目は後編で取扱いたいと思います! それではまた見てくださいね!!ツイッターやってますので良ければフォローをお願いします!
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