(勝手に仮称) プラウド福島平和通り、福島駅東口の再開発等、福島市の動向をまとめました。【トミー】


はじめに

  • 本稿は、福島県福島市におけるJR福島駅東口における近況を紹介するものであります。
 

福島県に関する過去記事

福島市

  • 2021年8月
福島市に、野村不動産が来るぅぅーーっ!!!

 
  • 2021年12月
福島市福島駅の周辺をリポートします (新築分譲マンション、都市再開発事業、現在の都市状況)

 
  • 2022年6月
福島県福島市、郡山市、いわき市における主要駅近の新築分譲マンションに関する動向をまとめました。

 

郡山市

  • 2023年3月
(勝手に仮称) プラウドタワー郡山、郡山駅西口における都市状況 (東北圏、首都圏を巻き込める好立地)

 

いわき市

  • 2022年3月
ミッドタワーいわき (福島県最大級、いわき市最高層物件が爆誕!!! いわき駅周辺の都市再開発等とともに紹介します。)

 

各物件の位置図



 

福島市の街並み

(中心市街地一望、矢印は福島駅の連絡通路)


 



 

福島駅東口地区第一種市街地再開発事業

  • 過去記事から事業計画の変更があるため、2023年7月時点の報道機関等の情報に基づき、主な変更点を中心に紹介をします。
 

予算

  • 約492億円 (補助金: 約244億円 (国 1/2、県および市 1/2))
→ 当初の約473億円より増額 (建築資材高騰により工事費が7%増加等)

 
  • 予算 (支出金) の492億円に対して、約50%にあたる補助金 (収入金) がありますので、残りの248億円の収入金が必要になります。これについては、参加組合員負担金から33億円、保留床処分金等から215億円を見込んでいます。
→ 工費の再検討が行われている報道があり、規模や外観等の計画変更は予定されていないものの、建物内部施設の配置変更等が行われる可能性があります。

 

事業

  • 連絡通路設置等を追加
  • バンケット機能を中止
 

スケジュール

  • 建築工事開始予定: 2024年度 ← 1年延長
  • 開館予定時期: 2027年度 ← 1年延長
 

施工等

  • 施工者: 組合施工 (福島駅東口地区市街地再開発組合)
  • 本体工事施工者: 未定
  • デベロッパー: 特定業務代行者グループ (戸田建設、佐藤工業、信夫山福島電力、大木建設)
 

建築物とその主要用途

複合棟

地上12階建、延面積 44,350m2
  • 福島駅前交流・集客拠点施設: 可変型大ホール、展示ホール (4-9階)、4階がメインフロア
  • 福島駅前交流・集客拠点施設: 多目的スタジオ、会議室、練習室、等 (3階)
  • 商業 (1-2階、イベントスペース (1階) を含む)
  • ホテル: 約150室 (8-12階)
  • 業務 (5-7階)
 

駐車場棟

地上7階建、延面積 18,540m2
  • 駐車場: 約550台 (1-7階)
  • 商業 (1-2階)
  • 業務 (1階)
 

住宅棟

地上13階建、延面積 9,650m2
  • 分譲マンション: 総戸数108戸、野村不動産
 

現時点の計画

概要図

(福島市役所より引用)


 

断面図



 

可変型大ホールの利用例 (4階)

  • 本事業における、いわゆる “売り” です。

(福島市役所より引用)


 

完成イメージ

方向図



 

各写真

① 複合棟

(事業組合より引用)


 

①’ 駅前通りを含めたイメージ

(事業組合より引用)


 

② 駐車場棟

(事業組合より引用)


 

(勝手に仮称) プラウド福島平和通り



 

現況

  • 解体工事が行われています。
  • 本事業では、高い建物は屋上に重機を乗せて階上から階下へと順に解体していく「階上解体」という工法で建物の解体が進められています。
 

方向図



 

各写真





 





 



(おおよその分譲マンション建設予定地)


 



(分譲マンションの前面道路)


 

通行止めの案内板



 

分譲マンション計画

概要

  • 福島民報によれば、仙台市に本社がある東北パートナーズリアルエステートのマンションブランドであるグランフォセットの建設の見通しが明らかになりました。
  • これは、福島市上町に属しているクーラクーリアンテサンパレス (婚礼施設) が、2024年3月末の営業終了が予定されており、その跡地を再開発するものです。
  • 敷地面積 2,998m2に対して、総戸数100戸程度が見込まれており、早ければ2026年度の入居とされています。これは、前記、福島駅東口地区第一種市街地再開発事業の竣工よりも前になります。
 

位置図



 

まちなか広場

概要

  • 過去記事では、建築中である旨を報告していましたが、現在は供用が開始されています。
  • バスケットボール大会等のイベントにも積極的に利活用されているようです。
 

整備の状況

(2023年1月)


 

(2023年1月)


 

(2023年7月)


 

ビジネスホテル出店計画

  • 福島駅東口地区第一種市街地再開発事業の宿泊施設については、国際水準クラスは難しいと思っており、個人的にはメトロポリタンを予想しています。ちなみに、メトロポリタンホテルズは、東北6県においては青森県と福島県が未開業です。
  • さて、アパホテルと同程度のすさまじい出店計画をしているルートインホテルズですが、超駅近の一等地に大型規模の開業が予定されています。
 

建築計画の概要

  • 建築物の名称:(仮称) ホテルルートイン福島駅前
  • 地番:福島市栄町45番1、46番1、47番3
  • 用途:ホテル、駐車場
  • 敷地面積:2,129.83m2
  • 建築面積:1,248.05m2
  • 延べ面積:9,587.90m2
  • 規模、構造:RC造 (ホテル棟)、S造 (駐車場棟)、地上12階建
  • 高さ (ホテル棟): 40.20m
  • 工事完了予定:2023年12月29日 ← 2024年の誤りであると思われます
  • 建築主:ルートイン開発株式会社
  • 施工者:鉄建建設株式会社
 

公式ウェブサイトによる情報

  • 名称: ホテルルートインGrand福島駅前
  • 開業予定時期: 2024年12月
  • 客室数: 294室
 

位置図

(矢印は福島駅駅舎)


 

現況

(敷地南東側)


 

(敷地南西側)


 

花見山公園

概要

  • 福島市では、平成30年に「風格ある県都を目指すまちづくり構想」を策定し、中心市街地の将来ビジョンや老朽化した公共施設の再編整備に関する基本的な方向性を示しています。
  • 花見山公園については、東西軸として連携させ、街なか観光を推進する観光資源の一つとして、魅力的で賑わいのあるまちづくり推進に寄与するものです。
  • さて、花見山公園は、「福島の桃源郷」と称され、福島県を代表する花の名所であり、個人が所有をしているものですが、無料開放されています。訪問者は、国内はもとより、アジアや中東方面の外国人も多くみられます。
  • 桜をはじめとして、多種多様な花木がそれぞれに色鮮やかに咲き、それらが調和した風景は、圧巻です。
  • 桜は、咲始めや散り際にも風情がありますが、やはり僅かな期間しかない満開を楽しみたいと思うのは、人の性でしょう。
  • 今年度は、運よく土日が満開日でしたので、柴田町と大河原町にある白石川堤一目千本桜と合わせて見学に行っていきましたので、その様子を少しばかり紹介を致します (花見山公園周辺のみ)。
 

位置図



 

様子



 



 



 



 

おわりに

  • 本事業は、今後も計画変更が見通される状況にあります。
  • したがって、分譲マンションの検討をされている方は、定期的に情報のキャッチアップをお勧めします。
 

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