ザ・パークハウス大阪梅田タワーと中津三兄弟の思い出【大阪タワー】

ザ・パークハウス大阪梅田タワーがオープンになりました。

詳細についてはすごろくさんのブログを読んでください。
なんて雑な、、、でも、うまくまとまっていると思いました。先生、さすがです!

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【ザ・パークハウス大阪梅田タワー】予定価格考察!大阪新時代の価格に突入!!しかし狙い目住戸あり!【すごろく】


補足の説明

立地感

  • 何気に中津物件の中ではウメキタ2期(グラングリーン大阪)にもっとも近いポジションです。阪急中津駅の手前の高架下を抜ければすぐ着きます。
    この辺りがポイントでウメキタ2期をまだ目にしていない僕たちがどこまで想像力を掻き立てることができるのか!?それによるよなぁ、と。
  • 隣のサンクタス梅田イノセントは売り物件を見たことがないです。当時は信じられないくらい安かったとは思うのだけど、今ならいくらするんだろう。
    昔の京成スカイライナーやヤクルトスワローズを思い出させるような色をしています。

    サンクタス梅田イノセント


    賃貸の募集は出ていますが結構いい値がします。
  • 向かいの阪急高架下は少し倉庫のような形で使われているところもあるけれど、空いているところも多いので何かしらの開発はするんだろうなぁという雰囲気を強く感じます。

    今の様子(クレーン出ているところが現地)


    2009年のストリートビュー


    古いストリートビューによると、元々はタクシー会社の停留所だったようですね。現状はそこがなくなったあとを暫定利用しているということでしょう。

    たぶん、近隣が熱望しているのはスーパーですかね。中崎町の高架下にあるイオンのようなものを作ってもらえるとみんな喜ぶだろうなー。あそこのスーパーはけっこう綺麗。

    イオンスタイル中崎町店


    こんな感じで整備されると周辺住民の人は喜ぶんじゃないかなと思います。
    阪急中津駅は便利ではあるけれど、微妙に街の中心ではないから広域からの集客を期待するような施設ではなくて周辺に寄り添ったものの方が相応しいような気がします。
    鉄道会社としては電車乗ってほしいだろうし、広域集客が見込めるもののほうが欲しいという気持ちはわからなくもないけれど、街としてのバランスが問われている気がしますね。
  • 前述の地図の通りではあるのだけど、グラングリーンとの距離感について

    サンクタス梅田イノセントの脇の側道のようなところから阪急線の下をくぐります


    この線路は新しい地下駅ができたことにより廃線になりました。この辺りもそのうちにきれいになることでしょう


    グラングリーンが完成すれば、この辺りが北の端になるはず


    普通に歩いて、5分くらいかなと思います。
    単刀直入にいって、めちゃくちゃ近い。これなら、物件名を大阪梅田タワーにしたくなるというのも納得ですわ。

昔の思い出話

ということで、この記事の本題である中津三兄弟の思い出を語っていきたいと思います。

ちなみに、中津三兄弟っていえば、ザセントラルマークタワー、ザファインタワー梅田豊崎、ブランズタワー梅田NORTHを合わせた総称です!
オタクの世界では言うまでもなく常識!!!

なぜ、そんなことをいうかというと、新築の青田買いというのはどこかで清水の舞台から飛び降りて、エイヤッという気分で決めなくてはいけない瞬間があるものだからです。

あとから、あんとき買っておけば良かったー!!!と思う後悔というのは誰しもが星の数ほど経験するものですが、その時買わなかった理由も当然にあるから買っていないわけで、そこを乗り越えないと成長しません。

当時の空気感を共有することで考える一助となれば幸いです。

あと、スムログ もされているももれじさんのブログは関西の物件も取り上げていただいていて大変助かるので、よく参考にさせてもらっています。今見るとなぜか目から汗が止まらない物件ばかり。。。

※ただし、ただの思い出語りですので、事実関係はかなり怪しい。ということで、コメント欄でもツイッターでもいいので、みんなの当時の思い出話を大募集!!!
随時、記事に追記していきたいと思います。

ザ・セントラルマークタワー


ぼくは20代の若者ですので、当時の同時代的な購入検討経験はないのですが新築時で坪230万くらいでリーマン前のピークの頃よりは落ち着いているけれど、同時期で同売主のクラッシィタワー淀屋橋が坪270万程度であったことを考えると、中津という場所のバリューが今よりももっと低かった時代背景での購入決断にはそれなりに勇気が必要だったはずです。今から10年前だと、今感じる印象よりも、淀屋橋と中津という場所の差というのはずっと大きかったはずです。
東京の湾岸辺りでも同じようなことが言われますがザセントラルマークタワーという名前にこのエリアの当時の認識が現れている気がしていて、少し抽象的で梅田という名前すらも使わないというところに特徴というか当時の空気感があるような気がします。

時代背景もあって、専有部の仕様は一番いい。今のご時世ではこの坪単価のマンションでは有り得ない贅沢仕様ですね。

ザ・ファインタワー梅田豊崎


この辺りは比較的記憶が鮮明になってくる頃。

とりあえず、最初に思ったのは「あれ?豊崎って物件名に付けるんだ!?」ですね。
絶妙なところですよね。広域では梅田物件であるものの、地に足の着いた感じもあって、個人的にはいいところを突いた感じだなと思いました。

新築は坪300万を下回るくらいの感じで、同時代の物件は北浜ミッドタワーがここよりも高くて坪330万円くらい。
あとはザ・パークハウス中之島タワーやブランズタワー大阪本町、シティタワー梅田東辺りがあって、どれも坪250万前後だったかなと。

という時代を思えば、物件価格としては御堂筋線直結というプレミアムが付いて妥当なところというのが一般的な評価だったと思います。

今は中之島が一つ抜けている印象ですが一つ言えることがあるとすれば、今ほど当時は大規模物件一強という空気感ではなかったということです。ただ、今よりも小規模な物件が少なかったというのも事実ですが。だいたい、300戸くらいはどこもあったと思いますから選択の中で大規模であることが正義という感覚は乏しかったかな。

この頃の物件はどこでも一定しっかりした共用部が備わっていましたから、あまり気にならなかったのかもしれません。

最近の関西・中古マンションについて〜後編【大阪タワー&関西マンションすごろく】



↑ファインタワーは以前、すごろくさんと見に行きました

ブランズタワー梅田NORTH


最新作ですから、一番記憶に新しいところです。

当時のモデルルームのプレゼンテーションの、サンクンガーデン!高層階のフィットネスルーム!!パーティルーム!!!ポーターサービス!!!!など、とにかく豪華な共用施設が印象的でこの辺はこのあとのブランズタワー大阪本町(アマテラス)など、東急不動産のそのあとの物件にも引き継がれているものです。

一方、分譲価格については坪350万円を超えてた気がしますからファインタワーとの時間差を思うと、短い間にずいぶんと高くなったな、、、と率直に思ったものです。
あと、二重床でなく直床、制振構造(大林組のDFSです)という辺りにコストダウンの香りを感じつつも共用部にしっかりとコストをかけるという作りが印象的な物件。
オタク目線でいうと、このマンションが大成功したことによって大阪では仕様を下げることに躊躇がなくなったんじゃないかと邪推しています。

完全にチラシの裏の話だけれど、マンションの仕様は地域差があって、東京以外の場所では地場デベのこだわり方による部分が大きい。例えば、福岡は今だと積水ハウス、古いところだと福岡地所がモノに対してこだわる会社なのでそこに引きづられて消費者の目が肥えて仕様はすごく上がっている。だから、MJRもサンリヤンもいいものが多い。それ以外の会社も他の場所と全然違うじゃん、、、って言いたくなるくらい。
名古屋もスムハジメさんが指摘されている通りでたまに出てくるアイシン開発やら一条工務店辺りが仕様を引き上げてマーケットの偏差値が上げているからクオリティが高いのだと思います。
その点、大阪は地場大手である電力系や鉄道系の不動産会社のクライテリアが低い。そうなると必然的にマーケットなんて育つはずもなく、東京大手も地域柄に目線を合わせてローカライズした仕様で物件を仕上げるわけです。だから、大阪は地域NO.1のシンボルタワーでも直床でいけちゃったよ、という実績ができてしまったからこれ以降のマンションで二重床なんてほとんど見ることはなくなってしまったんでね。。。
これからの展開でやっぱり個人的に一番危惧しているのは地場デベが床暖房を付けなくて当たり前という風評を流布することでそれがマーケットのマジョリティになっちゃって床暖房がないことが当たり前だみたいなことになるのではないかということです。
この辺は消費者の意識改革でしか是正されていかないところが難しいところで、大阪のマーケットは金額的な目線は厳しいけれど、それ以外の部分では妥協すると思われている。だから、最近は定借で直床で床暖房もないものが平気で売られてしまっている。なぜなら、それでも気にせずふつうに買う人がいるからで売行に関係ないのなら易きに流れるのは当然でしょうというわけです。
ただ、これはまがりなりにも情報発信をしている私たちも悪いところがあるような気がしますので、いいものをいいと言える土壌を作っていけるように微力ながら力になりたいと思う今日この頃です。

同時期の物件でライバルになり得たのはグランドメゾン新梅田タワーthe club residenceですかねぇ。販売開始自体はブランズの方が早かったけれど、一定販売時期がバッティングしていたような。メガグラメはここよりちょっぴり高くて、なかなかの値段だなと思ったものです。

グランドメゾン新梅田タワー THE CLUB RESIDENCEを見学してきた!(感想)



グランドメゾン新梅田タワー the club residence モデルルーム訪問



あとはシティタワー東梅田パークフロント。もちろん、ここよりもシティタワーの方がずっと安かったし立地の毛色も違うので比較対象にはならないよなぁ。住友不動産だったら(当時はこのあとすぐに所有権で売り出すと言われていた)曽根崎(今の梅田ガーデンレジデンス)の方がライバルかな?という認識。

記事を書くにあたって昔の写真を漁っていたら2017年当時の価格表が出てきたので改めて見ていたけれど、今の水準からすると失笑するくらいまあ安い。

価格表のアップはさすがに憚られるので、懐かしい写真。なんかイケメンのシュッとした人が写り込んでいるのはご愛嬌、、、と。

まとめ

歴史は繰り返すんちゃうか、という話

結局、何が言いたいのかというと中津三兄弟のどの物件も、

最初「なんか高くね!?」→途中「いや、そうでもないかぁ、、、」→いま「濡れ手に◯000万円!宝くじだったじゃん!!」

という輪廻転成を繰り返し続けてきたよね、ということです。

これからもそんなにうまくいくのか!?とは思うものの、歴史は繰り返すといいますし、建設費&土地価格(これは若干止まった感あるけれど)なども依然として過去に経験のないくらいの相場になりつつある現在を思えば、このザ・パークハウス大阪梅田タワーも買えるのであれば、買って損はないんじゃないかなと思います。


最近、ツイッターで話題になっていたこの話。私も同感で今、原価の足し算をしていくと必然的に過去に見たことのない金額になります。

新築はもうおしまいかもしれんね、、、【大阪タワー】



一年半前にやばいとか書いたけれど、今は圧倒的にこの頃を凌駕していますのでこれから出てくる物件は覚悟した方がいいです。
今売り出しを開始しているくらいの物件はこの記事を書いた頃くらいに工事契約を行っているはずので、まだマシですが今契約していて、半年、一年後とかに売り出しを始めるような物件はどうなるのか考えるのも嫌になるくらいです。
いずれにせよ、近い将来欲しいなと思っている人は早い目にポジションを取る検討をした方がいいのかなと思います。

このマンションの場合も聞いている値段だと3LDKはすごく高いようですので、中古との比較は必須だとは思いますがいいなと思った人は早めに決めた方がいいかもしれませんね。

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こんにちは、大阪タワーです。スムログからやってまいりました。 スムラボでは関西のタワーマンションのレビューを行います。 昼間は在阪デベロッパーで都市開発のお仕事をしております。 大阪市内タワマン在住の永遠の30歳です。よろしくお願いします。

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