【MR訪問】円山の頂へ「ブランズ円山裏参道レジデンス」完全解説【札幌タワマンくん】

2024年某日、私のもとに一通の手紙が届いた。



なんだこの質感…。
漂う特別感…。
高級感のある茶色…。

ま、まるやまのいただき…?

ライヤーゲームやイカゲームの招待状が頭をよぎる。
そうか。ついに円山の頂点を決める戦いにお呼ばれしたのか。

覚悟を決めて開くとそこには



円山の頂へ
レジデンスが新たな未来を語り始める。

BRANZ
ブランズ円山裏参道レジデンス

 

マンションだった。
もしやこれは、平均坪単価450万円超と噂の例のマンションではないですか。

待ってましたよおお!!

「もしもし…」
私は事前招待に心を躍らせながら、事前案内会の予約電話を入れた。





マルヤマクラスに子どもを習い事通わせているお母さま、大体モンクレール着てる。
こんにちは!地元愛の塊、札幌タワマンくんです!

円山ってガチでマダム多いなって感じます。

今回は、そんな円山エリアでも高級住宅地と言われる裏参道の新築分譲マンション、「ブランズ円山裏参道レジデンス」についてレビューします!!

冒頭の茶番劇は多少盛ってますが実話です。
昨年末まで当物件を本気で検討しており、何度もモデルに足を運びました。
ですが検討から外れたため正直レビューします!
どこに惚れかけたか、なぜ検討をやめたのか、当事者としてお伝えできればと思います。




「ブランズ円山裏参道レジデンス」公式HPから引用



物件概要

  • 所在地:北海道札幌市中央区南1条西25丁目17番1
  • 交通:地下鉄東西線「円山公園」駅徒歩3分
  • 総戸数:50戸
  • 構造・規模:鉄筋コンクリート造 地上10階建
  • 竣工年月:2026年3月予定
  • 引渡予定:2026年6月予定
  • 敷地面積:1,492.89㎡
  • 第1期登録受付:2025年1月25日~2月1日
  • 販売価格:7,170万円~35,000万円
  • 販売間取り:2LDK~4LDK
  • 販売専有面積:59.12㎡~161.90㎡
  • 売主:東急不動産株式会社
  • 施工:新太平洋建設株式会社
  • 駐車場総台数:57台(21,000~40,000円)
  • 自転車置場総台数:59台(250~350円)

掲示板:「ブランズ円山裏参道レジデンスってどうですか?


立地



「ブランズ円山裏参道レジデンス」公式HPから引用



円山公園駅徒歩3分。裏参道。
という好きな方は本当に好きな立地です。

どちらかと言うと、観光客や他エリアから遊びに来る方はマルヤマクラスや円山公園側に行くことが多いので、目立つけど分かりにくい場所かもしれません。そういった方にとっては「どこか分らんけど円山公園駅3分…近いやん!」となるような場所で、円山を知っている方にとっては「え!ここにマンションできるんか!すげえ!」となるような立地です。


裏参道はチェーン店が少なく、人気な個人経営店が多いエリアです。
直近の新築分譲マンションだった「ブランズ円山裏参道テラス」の入居者は、リタイヤされたご夫婦やDINKSが多く、ファミリーはお医者様ぼご家族が多いと聞きました。

そんないわゆる高級住宅街の裏参道の角地にマンションが建ちます。


建物



「ブランズ円山裏参道レジデンス」公式パンフレットから引用



・ZEH Oriented
・低炭素建築物

・各階ゴミステーション
・ディスポーザー
・駐車場設置率100%以上

エントランスラウンジは2層吹き抜けで、それ以外の共用部分は特になし。
ただ円山エリアでは珍しい各階ゴミステーションがあります。
これだけでめちゃくちゃ惹かれました。
また最近見ることが少なくなった駐車場100%以上も嬉しい点ですね~


第1期登録受付状況



当初の住戸割


 

2024年10月の事前案内当初の総戸数は56戸でした。
そこからなんと、1+1の連結住戸を希望する方が多数いらしたようで、6階~8階の2LDKと3LDKを連結させた住戸を6戸に変更し、総戸数が50戸となったみたいです。




現在の住戸割


 

第1期登録受付(2025年1月25日~2月1日)の現時点では、なんと9-10階のプレミアム住戸8部屋中4部屋が登録申込が入ったとのことです。平均坪単価700万…ついに札幌にも時代が来ました。円山エリアの大きい間取りは売れるということです。
また、上記の連結住戸6部屋も申込が入り、全部で14部屋前後とのことでした。最終着地はもう少し行きそうかもしれないですね。

間取りをご紹介します。

まずはプレミアム住戸から。
特に南東角Jタイプは3.5億円という価格でありながら、抽選になりかけたとか抽選だとか…。
Hタイプ;2.4億円台
Iタイプ:2.2億円台
Jタイプ:3.5億円台
Kタイプ:1.5億円台




次に連結住戸です。
やはり100㎡×円山は強いのか…。
Yタイプ:1.8億円前後
Zタイプ:1.5億円前後




最後に私が検討していたEタイプです。
4階:9,000万円台
7階:9,700万円台



惚れかけた理由

以下、私が検討をしていた理由です。
もちろん円山エリアが好きという大前提です。


①裏参道No.1

前述しましたが、円山裏参道というのは円山エリアの中でも歴史ある高級住宅街です。そんな裏参道の中でも、これだけの外観デザイン・設備・スペックならば、いつでも出口が見つかるのではと考えました。
特に10階建でありながら各階ゴミステーション/ディスポーザー/車寄せは円山エリアでは当物件を除いて「ブランズ円山外苑前」の1物件のみです。
裏参道に覇権がある限りランドマークマンションになり得る存在だと感じました。

 

②南東角のコーナーサッシがカッケェ

個人的にコーナーサッシが大好きで憧れています。裏参道のランドマークマンションの角部屋なんて資産性爆上がりだろうと考えていました。円山エリアで完全コーナーサッシは「ブランズ円山外苑前」と他数件ですので、同築年数同エリアマンションに優位性を取れると感じました。そこでEタイプを検討していました。

 

③これ以上のマンションは出てこないのでは、という不安

上記で2度も出てきた「ブランズ円山外苑前」ですが、個人的に新築時に検討したかったマンションNo.1です。もちろん当時の自分では買える金額ではないですし、今でも無理なのですが、円山公園に行くたびになんだか悔しい気持ちになります。「次にこういうマンションが出たら欲しいな」とずっと思い続けていました。
そんな中で発表されたのが当物件でした。
同じブランズですし、こっちは裏参道。「これを逃したくない」という気持ちが先走りました。
欲しい。円山の頂、欲しい。
上に挙げたEタイプでなくても、どこかしらは購入しようとガチで考えていました。


検討を断念した理由

以下、私が検討を断念した理由です。
あくまで個人的な意見です。ネガティブ要素も含まれるかもしれません!お気を付けください!!


①裏参道No.1でなくなる可能性がある

上記の私のXでの投稿にあるように、マンション用地がないと思っていた裏参道エリアに、まさかの北海道初の建て替え事業が決定しました。
これは京阪電鉄不動産さんのマンションに対する期待もそうですが、今後も建て替え事業を視野に入れると裏参道エリアにはまだまだ用地になりそうな土地があることにも期待を持ちました。
しかも京阪電鉄不動産さんのマンション計画は、マルヤマクラスの南側の土地。こちらの方が裏参道のランドマークマンションになり得る可能性が高いと感じました。もちろんランドマークマンションは1つのエリアに複数あってしのぎを削り合い共に成長するパターンもありますが、例え京阪電鉄不動産さんのマンションが坪500、または600万円になろうが、私個人的にはマルヤマクラスの裏の方が魅力的に映りました。
そして上記の惚れかけた理由の①と③が泡のように弾けていきました…。

 

②そもそも裏参道を欲しているのか

確かに円山エリアは大好きです。
ただ、よく行くお店や道、雰囲気が好きな範囲ってどこなんだろうと改めて考えました。裏参道(付近)に仮住まいで賃貸生活していた経験もあり、札幌の他エリアと比較して圧倒的に暮らしの満足度が違うことは分かっています。しかし、私がよく通うお店や生活範囲は裏参道よりも北側、表参道だと気付きました。裏参道に対して憧れはあったけど、実際の生活を思い出してみるとブランド力よりも生活利便性や満足度の方も大事だよなと感じました。
そこで前提が崩れて、なぜ裏参道に対してこんなに魅力的に感じているのだろうと思うようになりました。

 

③価格

リセールバリューと実生活充実度を天秤にかけてめちゃくちゃ悩みました。
その結果、仮に1億円近い金額を出すと本気で考えた時、円山の板マンではなく、タワマン高層階や円山エリアの駅から離れた注文住宅が選択肢に入ると感じました。
(もちろん円山×タワマンが叶う円山唯一のタワマン「シティタワー円山神宮鳥居前」もありますが、個人的に検討外です。)
円山エリアは数年前に高さ制限がより厳しくなり、当物件も10階建になっております。しかし隣接する物件たちは今の高さ制限を受ける前で、当物件より高い建物が多いです。そのため当物件は眺望があまり期待できない物件になっています。
当物件は立地とスペックで眺望を補えると思っていましたが、本業の仲介でONE札幌ステーションタワーをご案内するたびに、「立地もスペックも眺望も全て手に入れたいな」と感じることが増え、当物件のせっかくのコーナーサッシが勿体なく感じてしまいました…。
そして、円山エリアはマンショだけではなく、そもそも戸建の街です。駅周辺こそマンションが多いですが、徒歩5分以降は立派な戸建が多くあり、その姿こそ本当の円山の姿という印象を受けています。
数年後に円山エリアに1億円以上かけて家を探すという方々を考えると、裏参道ランドマークマンションという肩書がどこまでリセールバリューに影響を及ぼすのか…。
当物件単体で見た時は価格に納得感がありましたが、ONE札幌ステーションタワーや円山エリア注文住宅を視野に入れると、当物件の価格には手を出せませんでした。

 

④円山のランドマークマンション

そしてなにより裏参道単体で見たら現時点のランドマークマンションは当物件かもしれませんが、円山全体で見た時に「ブランズ円山外苑前」という強敵の姿が目をつぶっても見えてしまいました。
当物件に恋をしているのではなく、アイドルの研究生に投げ銭しようとしている感覚に陥りました。
このことに気付いた瞬間、検討を辞めてスムラボの記事にしようと決心しました。


「ブランズ円山外苑前」東急不動産公式HPより引用



総評

ガチ検討をしていたからこそ、断念した理由を細かく書きました。
一歩踏み出せなかったですが、とても良いマンションです。

私にもっと予算が、もしくはもっと広い部屋を希望しており、全部屋を検討できるレベルだったとしたら、また結論は違っていたと思います。

裏参道の新築分譲マンションに住みたい
ハイスペックのマンションに住みたい
平米数大きめの新築分譲マンションに住みたい
などなど、富裕層にはとても好まれるマンションであることに違いません。

私が挙げた断念した理由も、これは私だからであって、全ての方に通ずるデメリットではありません。

むしろ真剣に検討したからこそ言えますが、当物件は現在販売中の他新築マンションの中では一線を画す強みがあります。
現代の言葉で言うとレベチです。

実際に第1期登録受付でのプレミアム住戸や連結住戸など、大きめ間取りに申し込みが入っているのを見ると、円山エリアに対する需要やニーズを一概にひとまとめでくくるのも難しいと感じました。

やはり坪700万円前後のプレミアム住戸が4戸売れたというのは、札幌マンションマーケットにとってこれ以上ないニュースです。

また当物件をきっかけにして札幌マンションマーケットが変わっていく予感がします!

それでは、「ブランズ円山裏参道レジデンス」のレビューでした!!!

 

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